
日経電子版「基礎から日経」に掲載/note連動お題企画「#私の学び直し」受賞作品紹介
こんにちは。日経COMEMOスタッフの橋本です。noteと共同で実施したお題企画「#私の学び直し」に、たくさんご投稿いただき、ありがとうございました!
前回のお題企画「#天職だと感じた瞬間」を大きく超える10000以上の投稿がありました。今回は、その中から、きらりと光った5つの受賞作品を紹介します。
受賞した5作品のうち、日経電子版を引用して執筆された2作品が日経電子版の「基礎から日経」に掲載されます。
「日経COMEMO」賞 ※五十音順
Katsuさん
2003年にアメリカへ移住して以来、現地の製薬会社で研究職をしているKatsuさん。しかも、TOEICのスコアは900点。一見、順調なキャリアを歩んでいるように見えますが、最初のTOEICテストは300点を叩き出し、「ネイティブスピーカーが気を遣ってゆっくり話してくれても、理解できないレベル」だったとのこと。
そんな中、英語論文を書いたり、ハイレベルな英会話教室に通ったりして、TOEIC900点(当初の3倍の点数!)まで取れるようになったといいます。
英語にコンプレックスを感じていて、長年学校で学んだのに習得できていない、という日本人は多くいます。Katsuさんもその中のひとり。英語を学び直してアメリカで働けるようになるまで12年かかったため、中学(3年)、高校(3年)、大学(4年)、大学院(2年)の計12年間と同じくらい、学び直しに時間を費やしたことになったといいます。
何年も英語の学び直しをしていたからこそ、自分に合った勉強方法やそのための仕組み作りを構築することができたというKatsuさん。学び直しに年齢は関係なく、その人次第でキャリアの選択肢を広げることができるのだと教えてもらいました。
西尾克洋さん
作品「42歳の私が、スキルや知識ではなく何を学び直せばよいかを考えた話」
エンジニアとして働くかたわら、相撲ライターやスポーツライターとしても活躍する西尾克洋さん。若手エンジニアだった20代のときは、今後のキャリアのために、技術力の向上や英語の学び直しにまい進していたといいます。そのときに西尾さんが気づいたのは、「学生時代より勉強しているかも」ということ。
よく、「学生時代にもっと勉強をしておけばよかった」と話す社会人がいますが、その言葉は、勉強の必要性に迫られた今だからこそ言える言葉だと、そのときに思ったのだといいます。
そして42歳になった西尾さんが今、「何について学び直しするべきか」を考えた結果、たどり着いたのは「日々の生活を丁寧に、誠実に、そしてベストを尽くすこと」。生活を正して自分を見つめ直すことが、仕事の実力を高めることにつながっているといいます。
若手時代からャリアと向き合っている西尾さんだからこそ、年齢によってどのような「学び直し」が必要なのかを教えてくれる作品です。
きちんと生活すること。すぐに実践できそうですね。
ワタちゃんさん
作品「つけまつげを2枚付けないと死ぬと思っていたギャルがMBAに入った話」
タイトルからして目を引くこの作品。期待通り、とってもすてきな文章でした。29歳のとき、軽い気持ちで神戸大学MBAに入学したワタちゃんさん。仕事と授業の両立に苦労し、毎週金曜日は課題の準備でほとんど寝れなかったのだそう。
ワタちゃんはMBAの取得を通して、新しい知識を得ただけでなく、「今までの自分を俯瞰的に見ることができるようになった」といいます。
この作品はそんなハードな日々について記しているものの、軽やかでリズミカルな文章で書かれているため、(実際はそんな甘いものではない、と重々承知しつつも)「MBAの取得、してみたいかも」とつい思ってしまうような、魅力的な作品でした。
「基礎から日経」賞 ※五十音順
日経電子版を引用して執筆していただいたこちらの2作品が日経電子版の「基礎から日経」に掲載されます。掲載日が決まり次第、改めて紹介いたします。
原ゆかりさん
作品「私のリスキリング〜メンタリングを学び、自分のインポスターシンドロームぶりに気がついた」
外部メンターとして働く原ゆかりさんは、自分自身のアップデートのために最近、メンタリング講座を受講したとのこと。多くの人をメンタリングする中で、「もっと貢献できるよう実践力を身に付けたい」と思ったのが、2度目の受講を決意した大きな理由だといいます。
2度目の受講で原さんは、自分の中にある「インポスターシンドローム(詐欺師症候群)」を認識することができたとのこと。インポスターシンドロームとは、今まで築いていたキャリアを自分の力だと考えられず、自己評価をおとしめて悩んでしまうことを指します。
長年、外部メンターをしている原さんでも、学び直すことで新たな視点や考え方を身に付けているというnoteを読んで、生涯にわたって学習し続けることが、仕事の成長につながるのだと感じました。
村上臣さん
作品「学び直しはスキルの話だけではない。人が持つ2種類の知能をどう磨くかが鍵だ」
KOLでもある電脳コラムニストの村上臣さんは、日経COMEMOの投稿の中で、2019年頃から「学び直し」の必要性について紹介しています。
その中でも特に重要視しているのが、「管理職以上の方の学び直し」です。働き方の多様化により、マネジメント方法のアップデートも求められているからです。
ただ、年齢を重ねるにつれて、新しいことに挑戦することはおっくうになるもの。今回投稿していただいた作品では、年齢を重ねていても、前向きに学び直しするためのポイントを紹介しています。
村上さんが日経COMEMOに投稿した過去の作品にも、「学び直し」に関するものが多くあります。興味のあるタイトルのものをぜひチェックしてみてください。
日経COMEMOがはじめての方へ
日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。一人でも多くのビジネスパーソンに「書けば、つながる」を実感していただき、つながりによって生まれる新しいお仕事が、世の中をより良くすると信じています。