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インクルーシブな社会は優しい

日本経済新聞の渡部です。よいコンテンツとは?日々考える仕事をしながら、経済部の記者を掛け持ちしています。日経新聞、日経電子版の記事はもちろん、noteでもよい投稿をお届けできるように頑張ります!

さて、「インクルーシブ教育」とは何か。ピンとくる方はさすがです。

inclusive = すべてを含んだ、包括した、…を含めて、入れて

障害の有無にかかわらず、すべての人がお互いを尊重しながら同じ場で学ぶことができる教育のあり方のことです。フランスではこの意識が高く、障害のある子どもも普通学級で勉強しているそうです。

日本でも実践できたら素晴らしい!と思いながら取材を進めていると、なんとインクルーシブ教育を取り入れている自治体があるとのこと。さっそく、大阪市の今津小学校を取材しました(写真はその時に撮影したものです)。

(会員登録するとお読みいただけます。2月4日(日)の朝刊に掲載しました)

「周りの子が優しくなるんですよ」

3年生の丸山珠鈴さんは生まれたときから難病と闘ってきました。昨年6月に気管を切開し、気道にカニューレを挿入しています。
痰が詰まりやすいので、休み時間に吸引などの「医療的ケア」が必要です。特別な研修を受けた教諭や講師が、代わる代わる珠鈴さんをサポートしています。

給食の配膳ではぶつからないように道を空けるけど、お盆を持ってあげることはしない。同じ教室で過ごす障害のない子どもたちが、とても自然に珠鈴さんに気配りしているのが印象的でした。

「周りの子が優しくなるんですよ。教師が『こうしなさい』と言わなくても、気遣いの積み重ねで育っていきます」と校長先生は仰っています。大人の私の方が学ぶことの多い授業風景でした。

日経電子版の記事では「医療的ケア児」について詳しく触れています。

#日経新聞 #教育 #医療的ケア #COMEMO #Nサロン

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