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マーケターの顧客と「寄り添う力」を考える

よく似たデ ータセットをよく似た分析 ・統計手法で分析していると 、そこから帰結する結論やそこから導き出される戦略は似たものになりがちです。

尊敬する経営学者である石井 淳蔵氏の著書「寄り添う力」からの引用です。

この本は、ぜひたくさんのマーケターに読むことをオススメしたいです!

自分たちは、日常のマーケティングの仕事で「顧客の課題」と向き合えているか?

を考えさせられる内容です。

シンプルに顧客課題と向き合うこと

フレームワークは大切だけれど、フレームワークだけでは顧客の本質的な課題を理解することは難しい。

マーケターに求められる「顧客に寄り添い、本質的な打ち手を考える力」をもっと掘り下げていきたい。

マーケティングに行き詰まったら
「顧客の課題は何か?」
というシンプルな問いに立ち返るようにしたい。

うまくいかない時の8割くらいは複雑に考えすぎていることにある。
たくさんフレームワーク分析をしているけど、分析して終わりになっているケースをよく見かけます。

行き詰まったら
「顧客の解像度を上げること」
に集中したい。

どんなにテクノロジーは進化しても、マーケティングの本質が顧客の課題解決であることは変わらないと思うのです。

顧客の潜在的に抱える課題を想像して、固定概念に捉われない解決策を創造できるマーケッターが付加価値が高い人なはずです。

顧客と寄り添う力を職種を越境して学ぶ!

顧客の本質的な課題を理解する力を磨くヒントは、マーケティング業界の「外」にあるのではないかと考えており、最近はマーケターがソーシャルワーカーから学ぶ機会をつくりはじめています。

第一回に開催したイベントはこちら

社会課題と向き合い続けるソーシャルワーカーの「他者と向き合う視点」は興味深いものがあるなと、第一回のイベントでも強く感じました。

第2回も7月21日に開催予定です!


フレームワークのその先を想像する力

フレームワークありきではなく、フレームワークは顧客の解像度をあげ、顧客に寄り添うためのツールと捉えたい。

筋の良い仮説を生み出すマーケターの特徴は、

・顧客心理を深く理解する
・顧客の周辺のコミュニティや文化背景まで想像する
・顧客の課題を解決したいという強い想いをもつ

といった要素があるなと考えています。

別にフレームワークを使いこなせるマーケターが良いマーケターであるわけではない。

7月21日のイベントでは、フレームワークにどうしても落とせない「顧客の本質的な課題」とは何かを深掘りしていきたい。


まず相手に寄り添うこと 、相手の身になって考えること 、そうすれば必ずなにか価値が創発する
寄り添う力 (碩学舎)石井 淳蔵 (著)