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シニアがリスキリング 食いっぱぐれないためにITを優先

シニアがリスキリングする場合、英語や中国語などの語学を使わない環境であればITを優先すべきでしょう。語学を必要とする環境であれば語学研修も対象として考えられます。専門能力の他にも語学と一定以上のITスキルがないと、世界では生き残っていけないと感じるからです。特にワークフロームホームの中、パソコンもできなければ仕事をすることは非常に難しいでしょう。海外では在宅学習の小学生もパソコンを使っています。

反対にITスキルがあれば仕事をより早く、よりたくさんこなしていくことができるようになります。それは必ずしも高度な技術ではなく、アプリなどを使いこなすだけでも効率が上がる場合もあります。

プログラミングなどをシニアが学ぶにはハードルが高いですが、アプリを使いこなすことは誰もがマニュアルを覚えればできるようになります。

例えば、翻訳アプリ、英語の公正アプリ、会計ソフトなどを使いこなすことによって、翻訳にかけるお金や日々の記帳代行に使うお金を減らすことができます。つまり、会社の経費を下げることに貢献するのです。

本人もより多くの仕事をこなすことによって会社での生き残ることができる可能性が高まります。また、定年退職後にもそのようなスキルがあれば、一人で独立や起業もでき、バッグオフィス作業はIT化させることもできます。年に一度会計士に相談するだけで済むかもしれません。つまり、食いっぱぐれるリスクを減らすことにつながるのです。

デジタルネイティブの世代では水を飲むように簡単にIT技術を駆使できる人材も多く、最低限のITスキルを磨かないと若い世代に取って代わられることになりかねません。

問題点として挙げられることは語学やITスキルなどはかなりの時間を投下し続けないとならないことです。技術革新も早く、日々新しいアプリやツールが生まれるためにアンテナを貼って置かなければなりません。検索をするにもその分野に精通していないと、どうやって検索をすればよいかすらわからなくなってしまうでしょう。好きで自分でも学んでいける人と嫌々学ぶ人とでは結果が全く変わり、指数関数的にその差は広がる一方です。

ITに詳しい若手がシニア向けに定期的に新しい技術や利用の仕方などの研修をするというのも考えられるかもしれません。その時にシニア側は講師が若くてもITに精通する時間の長い若いスタッフから学ばなければなりません。

反対にシニアは仕事の経験、人脈、営業力などがある人も多いです。そうした資産を若い世代に継承させるなどの得意不得意の交換と学び合いが必要なのではないでしょうか。

#日経COMEMO #ベテラン社員に学んでほしいスキル

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