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時代をまたぐ名著「アイデアのつくり方」

新作制作が若干煮詰まっておりました……😇(煮詰まるというか、なかなか勢いよくスタートしないというか……)

そろそろ寝かしておけばアイデアが勝手に出てくる「熟成期」みたいなものになるかと思いきや、なかなか熟成されない。
あれ?もしかして単に熟成させる素材(=情報)が少なすぎるだけだったのか?と気付き、参考文献を図書館にモリモリ借りに行くことに(一般的な書店でマニアックな人文系・宗教学みたいな本がたくさん並んでいるのは稀なので、図書館が何気に一番見つけやすい)。

図書館でお目当ての分野の本を大量にゲットできホクホクしていたところ、大学時代に読んだ「アイデアのつくり方」という薄い本と再会。「わ〜、懐かしい」となんとなくこちらも借りてみました。

で、コーヒー飲みながら軽い気持ちで読み始めたら、内容があまりにも的を得ているので震えた。

アイデアを具現化するまでの本質が濃縮されていた

前回読んだ時は作品制作をはじめる前だったのですが、アーティストとして自分でも作品制作をある程度こなしてから読むとこの本がアイデアが生まれるまでの過程と本質をビビるぐらいコンパクトにまとめていることを実感して驚愕しました。

改めてこの本を読んで身につまされたのが「まず第1段階での資料収集がめちゃくちゃ大事」ということ。
自分だけのセンスの蓄積や頭の引き出しでやろうとしても、企画対象の分野への知識が足りないとそもそも良いアイデアは醸成できないのだなとこの本を読んで再確認しました。リサーチと情報収集大事。
そういえばいろんなコンテストで受賞した作品は、論文書けるぐらいに書籍やフィールドワークなどのリサーチをしっかりしていたな……と気付きました。
しばらくはオタクのように、研究者のように狂気のリサーチをインテンシブにやってみようと思います。

デジタル/アナログのメモ・ストック・熟成ツールを整備


マジで鳥のように忘れっぽいので、メモツールも改めて整備し直しました。
本によると資料を収集しまくったあとの情報を咀嚼する段階では「とっぴに、不完全に見えるアイデアでも一切気にせずカードに書き留めておけ」とのことなので、いわゆる京大式カードを購入(本のなかで推奨されているサイズよりも大きいですが……)

Evernoteユーザーなのですが、Evernoteへの自動ブックマークプラグインも超便利で感動したのでおすすめです。無料。もっと早く使っとけばよかった。

アイデアの降臨を待っているのにうんともすんとも行かない時は、情報収集が足りなかったり作業環境の整備に目を向けてみるのも大事だなと実感しました。

もともといきなり神がかったアイデアや作品案は出てこないもんだよな、とあらためて再認識して逆にほっとしたので、これらのツールや資料を駆使し、脳内で咀嚼し、きちんと具現化していきたいと思います。

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