タイミングの悪い円高

市場関係者の間では、毎年1月は円高が進みやすいというアノマリーが意識されたりしますが、今年もその展開となりましたね。

ただ、この時期の円高はタイミングが悪いことには注意が必要です。何せ、来期の企業業績見通しの策定や、春闘の交渉が本格化するタイミングだからです。

特に春闘の交渉は、日本のデフレ脱却を左右しますので、恐らく金融政策決定後の黒田総裁の会見で出口観測を火消する発言が目立ったのも、春闘の賃上げ交渉を強く意識するものだったものと思われます。

日銀の青写真では、恐らく米国の減税や利上げ織り込み加速によりドル高が進むタイミングで出口を模索していたと推察されますが、このまま円高基調が続けば、日銀は出口の模索どころではなくなるでしょう。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL25HEV_V20C18A1000000/

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