Apple Watchの心電図アプリを通じて思うこと
ついに、Apple Watchで心電図が取れるようになりましたね!
これは嬉しい!!
この記事にもあるように、正確には「心電図アプリが認証を取得した」ということのようです。
いずれにせよ、このような判断が迅速に行われたことに、とても嬉しい気持ちになりました。
たいていの場合、様々な法規制の変更や撤廃には時間がやたらとかかるという印象を持っているんですけど、一概にそうでもなさそうだな・・・というマインドチェンジができました。
DX=デジタルトランスフォーメーションという言葉が盛んに叫ばれていますが、トランスフォーム=変革を阻むのは、技術的な問題よりも既存の(時として謎の)ルールや慣習などが圧倒的に多いのではないかと思っています。
「前例がないから」
「会社の文化にあっていないから」
「このルールはXXさんが決めたものだから」
こんな理由で、デジタル化が進まないなんて言う悩み相談を、ずいぶんとたくさん受けました。
興味深いのは、トランスフォームを邪魔している側にいる人は、多くの場合「自分がブロッカーになっている」という意識は希薄で、「DXを正しく進めるための、正しい判断をしている」とさえ思っていたりします。
なぜそんなことが起きるかというと、「視野狭窄」の一言に尽きるかなと。
世の中がどんなふうに動いているのか、今の時代に何が重要のか、未来のために今できるアクションは何なのか、そのリスクと取りうる対応は何なのか・・・という視点で物事を考えずに「うちの会社では」という、極めて狭い範囲でしか思考できないことが問題の原点ではないかと思います。
もちろん、すべての日本企業が~~~なんて雑な意見をいうつもりはありません。
どんどん進めようとしている会社もあるでしょうし、本当に法律的な条件でトランスフォーメーションができずに困っている会社もあるでしょう。
なのであくまで「そういう会社もあるよ」という話なのですが・・・すくなくとも、ボクのところに寄せられる相談の数は、かなり多いのも事実ですね。
リモートからITツールでできることを、わざわざ出勤させて同じ部屋で手作業でやらせる、なんて事案は、本当にはいて捨てるほどあります。
もっとも厳しい部類に入るであろうヘルスケアの領域において、ここまで迅速に「できうる対応」を目の当たりにしたので、「日本企業もやればできるんじゃないかな?」という気分になった、という独り言のCOMEMO投稿でした。
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