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配ったアレの数は約6万!経営者がファンと直接語る理由を激白 :日経電子版ストーリー『プロレス経営学』連載バックステージこぼれ話

連載では語りきれなかった話を日経COMEMOで公開!

10/7(月)より日経電子版にて、プロレスをビジネスの観点から分析する『プロレス経営学』を掲載しております。担当チームでは多くの取材をしたものの、構成上泣く泣く割愛してしまったエピソードがあります。そうした話をプロレスにちなんで「バックステージコメント」として日経COMEMOで紹介いたします!今回は第1回より、新日本プロレスリングのハロルド・ジョージ・メイ社長のバックステージコメントになります!

本編はコチラ⇣

「自ら広告塔となる」ことを意識してステッカーを配布

メイ社長は全国各地の試合会場にもしばしば足を運び、観戦に来ているファンの方と交流しています。握手はもちろん、写真撮影にも気さくに応じています。その時、ファンの方に決まって聞くことがあります。

「新日本プロレス、好きですか?」

(会場に来ているくらいなので、もちろん答えはYESですね)そしてスーツの内ポケットに手を伸ばすと、ファンの方に差し出すものが特製ステッカー。「メイ社長認定サポーター」と書いてあります。

電子版ストーリー)「プロレス経営論」新日本プロレスのハロルド・ジョージ・メイ社長20190926192526_Data (1)

初代(左上)から角を丸くする、サイズを程よい大きさに...など様々な改良が見られます。新バージョン(下段)のメイ社長の似顔絵は、ファンのイラストを許可を得た上で使用しているとのこと


Q.これまで何枚のステッカーを配りましたか?

メイ社長:詳細に数えてないけど6万枚くらいですかね?現在、ver.6ですけど、各バージョンで1万枚ずつは配っていると思います。どこで声をかけられてもいいようにスーツの内ポケットにいつも入れています。コンビニの店員の方に声をかけられて対応したこともあります。

電子版ストーリー)「プロレス経営論」新日本プロレスのハロルド・ジョージ・メイ社長20190926192523_Data (1)

トットちゃんの頭の中の飴玉のごとく、メイ社長の内ポケットにはいつもステッカーがキラリ。すでに同じものを持っている場合もあるので、何パターンか持ち歩いているという用意周到ぶり

Qなぜステッカーを持ち歩いているのでしょうか?

メイ社長:私の得意分野のマーケティングのためです。昔は商品の特徴や優位性を示す「商品マーケティング」が主流でした。その後、商品ごとのレベルの差が少なくなってきて、マーケティングではブランドが重要な時代になりました。
そして今はさらに進化して、企業マーケティングが大事だと考えています。お客様は商品やサービスを利用・購入するときに「どこの誰が提供して、どういう人が経営しているのか」を気にするようになっています。なので社長の私が表に出ることが重要です。ブログの執筆はもちろん、ファンの方に直接お会いしてステッカーを渡します。気軽にご意見を仰って頂ける事も多く、「女性専用シート」のようにお客様の声から実現した施策もあります。
このほか、企業やイベントの主催する講演会に登壇することも、積極的に行っています。

----バックステージコメント以上----

リングの上ではオカダ・カズチカ選手の金の雨が降っており、リングの外でメイ社長のステッカーの雨が降っています。もし、メイ社長に遭遇したら様子を見てお声掛けしてみては如何でしょうか(もちろん、よいタイミングを見計らって)。

日経電子版ストーリー『プロレス経営学』連載はコチラ⇣



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