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うちを退社したいっていうスタッフを褒めたくなったよ!

30歳代の男性社員から退社したいって話がありました。彼はリモートワークで、DTPデザイナーです。彼の退社理由が「自分のこれからのキャリアを考えた時にこれでいいのかな?」と思ったとのことです。会社が嫌になったとか、一日も早く辞めたい、とかではなくて。

自分のこれからを考えて…


この話を聞いた時、僕の頭の中には二つの考えが浮かびました。

ひとつは、彼が抜けた穴はとても大きいな。次のデザイナーが見つかってもデザイン性の感覚の共有をまた一からしないといけないな。(デザインってイラストレーターやフォトショップを使いこなせるということよりも、どんな見せ方・伝え方をするかの、経営者とデザイナーの感覚の共有が一番重要な気がしています)

もうひとつは、ナイス!うちの会社に「人生」を真剣に考えるメンバーがいたことに感動!これでいい!超ナイス!という気持ちが湧きました。間違いなくこちらの気持ちの方が大きかった感じです。


人生を真剣に考えて退社!ナイス!


夜中の新橋あたりに行くと「こんにゃきゃいしゃ〜やめてやるぅ〜ゲンバのことなんにもわかっちゃいないバッカァ〜ばっかりだぁ〜!!(和訳:私は、現在働いている会社を辞めようと思います。日々、現場で起こる事実を知ろうともしない上司に対して納得できないからです)」みたいなサラリーマンがたくさんいます。

しかし、翌朝になると住宅ローンがあり、今月末にも支払いがあり、子どもの学費がまだまだかかることに気付き、数十年前に卒業した最終学歴はそこそこなものの、その後は誇れるような経験も学習もチャンスもゲットしてこなかった「就職ゴール(良い会社に入社できて人生安泰だと勘違いする人たち)」な発想だったことに気が付きます。

昨晩のあの勇気ある発言はみるみるうちにパワーを失い、ゆっくりと白目をむいて、今日からはどんな理不尽なことにも感情を押し殺し、自分の内なる声も無視して、「世の中は諦めた人から順番に幸せになれる」と誰が言ったかわからない一般常識格言集に載っていた言葉を念仏のように唱えながら満員電車に押し込まれていきます。

みんな一度は人生を真剣に考えて「この会社で、この仕事で、このままの働き方でいいのかな?」と考えるものの、月末のガス電気水道スマホの支払いのために、自分の内なる声をスルーする技を身に付けてしまうのです。


ワクワクしない人生でいいのか?


それでいいのか?ニッポン人よ!って感じです。人生を楽しみ尽くさないなら、なぜ幼少時代に何度も転びながら、膝から血を流しながら、それでも自転車の漕ぎ方を覚えたのだろう?新しい仲間を見つけて、少しでも遠くのまだ見ぬ新しい景色を見に行きたくて自転車を練習した、あの時のワクワクをパワーにチャレンジしていたキラキラしたあなたはどこに行ったのか?と思うのです。

だから今回の彼の退社の話を聞いた時、嬉しかったのです。彼はDTPデザイナーとしても優秀だし、僕ともセンスが合うし、でももともとは漫画家を目指していた過去があって、また漫画家になるのもいいかもしれないし、漫画家では食っていけないなら、生活費のために働く時間をもっと短くして、漫画家の時間を少しずつ増やしてもいいのではないかな。

東京は世界トップクラスに物価の高い街だから、少ない生活費で暮らせる、景色も空気も人も良い田舎で生活するのありだし、と考えるとうちの会社は沖縄県・浦添市でも、佐賀県・みやき町でもローカルプロジェクトが立ち上がっているのでそこに住みながら新しいチャレンジをすることを提案できるかもしれないな、などと考えています。

いずれにせよ、自分の人生を自分の内なる声に耳を傾けながら真剣に生きる、彼の人生に幸多かれ!と思うのです。

最後に。ここまで読んでくださってありがとうございます!もしよければ「スキ」を押していただけると嬉しいです。皆さまの人生にも幸多かれ!


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Aoki Yoshiya、1976年生まれ、大阪府出身、アナログとデジタルの融合をライフワークとし、ゼロ1に熱く取り組み、デザインを愛し、デザインを大切にするスタートアップが世界を変えると信じています。アドレスホッパーしながらMIKAWAYA21代表取締役しています。
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