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複業(副業)に挑戦するときに重要な3つの #仕事の心がけ

日経COMEMOのKOLをしております、大林です。50,000名以上が実名顔写真付きで登録する複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営する株式会社Another worksの代表をしております。

近年、日経をはじめ多くの記事で取り上げられ、話題となっている複業(副業)。この言葉を聞いたことのある人や、はじめてみたいと考える人は多いのではないでしょうか。

複業は、何かに挑戦するとき大きく環境を変えることなく挑戦できる働き方です。誰しもがそのチケットを手にすることができます。一方で、未経験のことに挑むことは不安や準備不足が伴うことでしょう。

今回は、日本経済新聞とnoteの共同お題企画「#仕事の心がけ」にちなんで、複業に挑戦する際、心がけたい3つのことをご紹介します

実際に私が働く中で心がけていることでもあり、かつ、1,000社、50,000名以上の複業を支える複業マッチングプラットフォームの経営者としてのリアルをお届けできればと思います!

1.目的の言語化が最も重要

複業を通じて何を得たいのか。
複業でなければ手に入れることができないものは何か。

複業をするときに重要なことは「複業の目的を決める」ことです。

目的は、複業に限ったことではなくビジネスでも重要な考えです。例えば、MVPの表彰を目的に、毎月業績達成やタスクの完遂を目標にして日々努力されている方は多くいると思います。このように、目的という理想があるからこそ、現実と理想とのギャップを埋めるための指標を設定し、人は努力し続けることができます。

理想を達成するために、そしてモチベーションを高く保ち継続していくために、目的の言語化は欠かせません。

複業は、挑戦したい人の数だけ目的があることが特徴です。

目的の1つは、「金銭報酬」を得るために企業で働くことです。家や車など欲しいものを買うために複業でお金を貯めたり、将来に備えて貯金をするために複業をしたりするケースなどです。

しかし、複業の目的は副収入だけではありません。例えば、本業でも活かせるような自身の能力向上や新たなスキル習得を複業で成し遂げたいという「スキル報酬」の獲得や、自身の市場価値を高めるために異業種や異職種で実績作りをするような「キャリア報酬」の獲得、思い入れのある地元や地方創生に寄与したり、思考に合った分野に複業で携わったりするという「感情報酬」の獲得など、さまざまです。

何のために複業をしたいのか、それをすることでどのような姿になりたいのか、目的を言語化してみましょう。

2.どれも本業であるという意識を忘れない

次に、「どれも本業である」という心がけが重要です。

ここまで本noteでは「複業」という言葉を使ってきましたが、見慣れない漢字表記だと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、ふくぎょうという新しい働き方を「複業」と表記し、「本業も含めた複数の居場所で、複数の目的を達成するために行う仕事」と定義しています。

これは、複数の仕事を掛け持ちながら、いずれもメイン・サブという優先順位をつけず、「どれも本業」であるとする意味が込められています。

もちろん、複業で関わることのできる範囲や時間、業務内容は案件や個人の働き方によって異なります。しかし、任せられた業務の責任という意味では雇用形態は関係なく、複業で参加しているからといって任せられた業務に中途半端な対応をしていいわけではありません。一方で複業に集中してしまい、もしくは複業が想像以上にハードになってしまい、現在務めている本業が疎かになってしまっては本末転倒です。しっかりと自己管理をし、自分自身の容量のキャパシティを見極め、両立していくことが重要です。

本業も複業も、どちらも同じ優先順位で、当事者意識をもって取り組むことを心がけましょう。

3.コミュニケーションが成功の要

複業は、大きく環境を変えることなく、誰でも挑戦できる働き方の選択肢です。一方で、知らず知らずのうちに過度な業務負担になっていたり、実際の業務に入っていく中で、当初想定し得なかった業務が発生する可能性はゼロではありません。

仕事内容が評価され、金銭報酬の単価を上げる代わりに他部署の業務も任せたい、というポジティブなケースだけでなく、気付いたら業務依頼が増え、断りきれずに仕事を受け持ってしまう、というネガティブなケースも想定されます。だからこそ、コミュニケーションが重要です。

まず、契約時点で、前提条件を揃えるコミュニケーションを取ることです。契約書を締結することは前提ですが、業務レベルで「ここまで担当します」と線を引き、明確化しましょう。業務の明確化を通じて、複業先からの期待値と自分が貢献できることのギャップを無くし、過度な業務負担を防止するだけでなく、お互いが納得できる正当な評価に繋がっています。

併せて業務時間の摺り合わせも重要です。こちらの記事では、本業と副業の会社とあらかじめ相談し、それぞれの労働時間をきちんと決めておくことが、意図せぬ働き過ぎを避ける第一歩だとされています。

次に、断る勇気を持つことです。できないこと、不安なこと、自信がないことは素直に断ることも立派なコミュニケーションです。無理に受けてしまうことで自分に過度なプレッシャーをかけてしまう可能性があり、それでパフォーマンスが低下することは本末転倒です。「仕事のできる”いい人”」と「都合の”いい人”」は全く別物です。自分を守り、

複業で重要な3つの #仕事の心がけ

今回は、#仕事の心がけをキーワードに3つのポイントをご紹介しました。

目的の言語化や、仕事に優先順位をつけないこと、そしてコミュニケーションはいずれも複業に限らずビジネス全般で重要な心がけです。是非これを機に、複業という新しい働き方に挑戦してみてはいかがでしょうか。

※本記事の内容は書籍やTwitterでも発信しています!


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