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新春ママ雑誌から探る、2020年主婦キーワード3

新年がだいぶ経過してから、こんな問いかけもなんですが。
みなさんは正月の風物詩と聞いて何を連想しますか? おせちや箱根駅伝、お年玉などでしょうか‥。私はここに「元旦の新聞広告」とやらを追加したいなと思っています。

12ヶ月の中でもっとも新聞の企業広告に注目が集まる時で、2020年も話題になった広告がいくつか誕生しています。中でも西武そごうの「さ、ひっくり返そう」は秀逸でしたよね。

新聞だけじゃなく雑誌にも注目。
1月・2月号は、読者の「なりたい願望」が描かれる。

上記のアドパブリシティさんが書いていますが、元旦の新聞広告は少し先の未来を映し、目指すべき「抱負」となるMISSONを各企業が発信していて、とても見応えがあります。これは雑誌でも言えることだなと思っていて、新年の特大号は「他号よりも視座の高めの読者の願望(目指す姿)」が強く表現されているように感じます。

そんな仮説があったので、主婦雑誌は新年にどんな特集を組んで「読者の願望」を代弁しているのか観察してみようと思います。

ではでは、早速いきましょう〜。

【VERY】
ママこそ、もっとポジティブに! ロジカルに!
新年、めざしたいのは「オシャレの効率化」

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▼リード文章はこちら(見出し意図がわかります)

いよいよ2020年が始まります。新しい時代の母らしさってなんだろう、と
VERY編集部が考えたとき、出てきた答えのひとつが「効率的であること」でした。子供のため、家族のために自分を犠牲にするのが当たり前、と頑張るより、子育ても仕事もオシャレも、効率重視で余裕をもってこなしてる、
そんなロジカルママたちが少しずつ増えているんです!
今年、あれもこれも忙しすぎて結局できなかった…!そんな後悔の念とともに年末を迎えているママも、来年こそは効率化マインドを手に入れて、毎日をスッキリさせませんか?

▼他の見出しも紹介します。

オシャレも美容も子育ても!
同じママである彼女たちの”効率化”を聞きました
VERYモデルズの割り切り所信表明!

誌面ではいつも輝いているように見えるVERYモデルも、一歩家に帰ればそこは戦場。育児に、家事に、みんな上手に何かを割り切って、バランスをとっているのは一緒です。そこで新たに迎える2020年”私はこれで割り切ります”を、堂々とここに宣言してもらいます!
子供が小さい今だからこそ、お金のかけどころは割り切ってます
新世代ママたちのHigh&Low 意識調査!
「子供といることをストレスにしたくないから服にはお金をかけない」とばっさり割り切りつつ、妥協せずにオシャレなものを探す。さらに浮いたお金はちゃっかり小物に投資♪今どきのママは超現実主義で、効率的なオシャレを楽しんでいました!
#デニムが好き #トレンドが好き #モードも気になる
バロック育ちのママが今、着たい服

今、おしゃれな20代後半〜30代のママのルーツを探ってみると、よく挙がってくるのが「学生時代〜20代前半、バロックジャパンリミテッドの服が好きだった」ということ。ママになっても、半歩先を行くおしゃれで同世代の憧れであり続ける、バロック育ちな彼女たちの生態と今着たい服について迫りました。
年末年始、”良い妻”するなら
YOKO CHAN!
産んでから「服よりメーク」な私たち。
年末年始のりきり服、ロジカルな揃え方
その発言が子供への「呪いのコトバ」にならないように
容姿と自尊心の話。

ぱっちり二重で顔はきゅっと小さく、艶々で柔らかな髪、透けるようなブルベの肌、すらりとした脚、上向きの丸い胸とお尻のカーヴィボディ‥。
思春期からずっとそれを目指すべきと駆り立てられた陰に、(男性目線の)外見至上主義(ルッキズム)は隠れています。
そこには、生きづらさに苦しむママたち自身の自尊心の低さが潜んでいるかもしれません。
容姿と自尊心の今と未来について一緒に考えてみませんか。

下記がVERYの媒体資料です(左のグラフ)。
メインは30代。専業主婦雑誌だと思っていたけど、読者の70%が仕事を持っているようですね。VERYで紹介している洋服やジュエリーは、もう圧倒的に高価で別次元なんだけど、主婦マインドの部分は全クラスタ共通のことを書いているところもあるなーと思っています。

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VERY最新号では「サスティナママ」という新造語も誕生。

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今、センスのいい人ほど、“優しい”おしゃれ上手
誰の中にもサスティナママがいる!

・「いま、ファッション業界で起きているサスティナ旋風」
・クローゼットから始める、サスティナブルってこういうこと
・「受注販売ってロスが少ない、これって実はサスティナブル!?」
・都会派サスティナママは、冬も“無理せず色っぽい”
・サスティナSTORYのあるオシャレ、見つけた!
ベイビーでも、ガールでもない、この時期だけのお楽しみがある
「タドラーママ」母のオシャレ、娘のオシャレ
“究極に身軽”なほどオシャレもアガります週末のシンマイさんも♪ 
今どきママには小バッグが相棒
こどもたちが親になる頃の世の中は、
きっともっと子育てしやすくなっていることを願って
2050年のパパママたちへ


【Mart】
だから暮らしは楽しい!2020年「流行りモノ」予報

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夫がやる気に!メンズな「家事シェア」ツール
”名もなき家事”の「ワンアクション」が省ける”名品”発見!
7月のレジ袋有料化で「エコ意識グッズ」のレベル急上昇!
食のヒットも大予想!タピオカの次も見つけました!
料理研究家の”リピ買い食材”聞きました
コストコで”キレイ”にお買い物

資格なし 特技なしでもOK
「主婦力」が仕事になる時代


【CHANTO】

今、共働き家族に必要なのは
楽しく暮らせるお金と元気なカラダです!

今年も気がつけばあっという間に終わり‥。子供たちがまた1歳、年を重ねる新しい年がまもなく始まります。もちろん、私たち親も平等に1年、齢を重ねるわけでして。できれば、家族みんなで長く、平和に暮らしたいもの。そのためには、楽しく暮らすためのお金と、家族みんなの元気なカラダ、この両輪があってこそ!とCHANTOは考えます。
お金をたくさんかけなくても、時間がなくても。
”ライフマネー”バランスがとれた生活へ。頑張りすぎなくても、整えることはできるんです!

▼他の見出しも紹介します。

しくみ化すればパパ留守番でも大丈夫!
ママがいなくてもまわる日 密着ルポ
冷凍のままINでほったらかし!
肉も魚もめちゃうま時短おかず
子供だけじゃもったいない!いつもよりちょっと特別な
しかけ絵本の魅力


【ESSE】

2020年は 自分にぴったりな方法で、無理なく達成!
\自分史上/最高に貯まる1年に!


▼他の見出しも紹介します。

新年はときめく家で迎えたい!
人生が好転する片付け魔法
<新連載>神崎恵さんの
いつまでも「キレイな母ちゃん」でいたいから


見出しから探る、2020年の主婦キーワード3

いかがでしたか?
俯瞰して眺めていくと、いくつか共通点があったように感じています。

A.主婦自身の自己肯定感

「主婦力」という見出しがあったり、子供に対してルッキズムを求めるのは親の自尊心に悩みがあるからかも。というトピックがありました。主婦自身の意識改革、自信をもちたい!という心が確認できるかなと思います。

B.家事分業のための仕組み化

夫と名もなき家事をシェアするために、ママがいなくても留守番できるように‥など、これまでママが専門業務としていた結果、シェアできなくなっていたものをシェアするために、新しいルール決めをしているようです。

C.合理的・効率的・ロジカルに

仕事と家事の両立は、もはや睡眠時間を削るしか選択肢がない日々が続きます。生存していくために生半可な「時短」では済まされないのが、今のママを取り巻いていて、結果として合理的に効率的に、物事を考えて無思考でも行動できる習慣化を目指しているのかな。と思います。


ぜひ主婦がターゲットの商品開発とかで、ぜひ参考にしていただきたいです!

・・・

(さいごに)厚生労働省の発表では、2018年に共働き主婦の割合が専業主婦に対して2倍になったと発表されています。

戦後、日本で一般化された「専業主婦」の時代はすでに終焉し
、今は「共働き主婦」が一般的になった近年で事例のない世の中になっているわけです。
ここで「苦しいなーー」と思うのは、社会的「主婦像」は依然「専業主婦」のままであること。
学校や病院、自治体も専業主婦前提、どんなに忙しくても「ママは毎食料理をする」「ママが子供の世話をする」という専業主婦時代のマインドが色濃く残っているんですよね。

そんな社会の中で、いつの間にか「専業主婦並の家事をこなして、お金も稼ぐ」スーパーウーマンを強いられていることもしばしば。急に奥さんがイライラしている、という状況だったら、一旦見つめ直してくださいな。

2020年は「専業主婦時代」から「共働き主婦時代」へのルールチェンジによる、様々な消費行動の変化が確認できるのではないでしょうか。そのあたりは注目していきたいですね。


それでは、またnoteのタイムラインでお会いしましょう。


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渥美まいこです。 いただいたサポートは、食トレンド調査に大切に使わせていただきます。感謝…。

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食トレンド研究家/家庭料理ジャーナリスト 「食べ物・料理」をあらゆる角度から紐解いてます。 Twitterでは毎日料理や食べ物の歴史を[#フードストーリー]として発信しています。ベトナム料理が大好きな1986年生まれ。