設備投資計画が異様に強い

ファーストインプレッションは、①業況判断は思ったほど悪くない、②利益計画が思った以上に弱い、③設備投資計画が思った以上に強い、といった強弱混在の印象です。

まず業況判断については、大企業製造業の悪化は予想されていた通りですが、先行きは更に悪化の予想に反して横ばいにとどまりました。また、大企業非製造業も個人消費が悪かったので悪化すると見ていましたが、小幅改善しました(先行きは悪化ですが)。

一方、経常利益計画が大企業製造業で▲8.6%、大企業非製造業で▲3.8%となり、製造業の下方修正が目立ちました。背景には、保護主義の影響や今期の想定レートが前回から2.4円も円高に修正されたことがあるでしょう。これから本格化する4-6月期決算も警戒が必要です。

ただ、設備投資計画は異様に強いです。6月調査のタイミングで全規模全産業の計画が+7.9%となっており、これは過去15年で最高の伸びです。

以上を踏まえれば、業況判断が2期連続で悪化すると通常は景気後退の可能性が出てくるのですが、より景気循環を左右する設備投資循環が上を向いてますから、景気後退のシグナルとはならないでしょう。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL29HEH_Z20C18A6000000/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?