
1111の次は1212、オンライン中継1時間で売上1億元を達成する裁判官が話題に
ECサイトの年一の大きいイベント1111(双11セール)からはわずか1ヶ月しか経ってないのですが、もう次のキャンペーンがやってきました。12月12日のセールです!
「1111で買えなかったものをこの機に買いましょう!」って設定から12月12日セールが数年前からしれっと始まり、今や定番化されてます。李佳琪らも相当頑張ってました。
その中でちょっと変わった話題なニュースに惹かれました。Weiboのトレンド上位にもなった #法官直播带货1小时卖1亿#(裁判官がオンライン中継で1時間で売上1億元達成)です。
「裁判官がオンライン中継で売ってる」ってどういう意味ですか?と思って見てみたら、とっても面白い内容だったので皆さんに紹介したいと思います。
↓これ動画じゃないです。キャプチャです、押さなくても大丈夫。
記事によると「寧波市中級人民法院」が12月12日の9時から、タオバオと提携し、タオバオ中継で司法オークションを行いました(いろんな理由から差し押さえにあっていたものや車や物件などを販売)。すると、なんと一時間で成約額が1億元超えしたのです!
今回の目玉商品は青島にあるオーシャンビューマンションでした。評定額が567.5万元とされていて、開始価額は320万弱。そして最終的には451万元で落札されました。評価額よりずっと低い値段なので、市場価格に比べてかなりお得に買えたということです。
他にも高級外車や駐車スペース、縁起のいい携帯番号などの商品があり一気に注目が集まりました。
「中国青年報」の記事によると、最近13個の裁判所がタオバオ中継を使っての司法オークションを行ったとのことです。「裁判所の人が突然オンライン中継しても簡単に売れないでしょ」と思うところですが、彼ら彼女らがめちゃめちゃ売り上手だということで話題に、一躍有名になりました。
↑タオバオからヘルプに来た中継主から指ハートを教えられ「オークションに役立つならやる」って。キモカワな感じ。
↑商品についての紹介もきちんとしてる、売りのポイントを把握している。
↑実際に封じられた不動産に行って、司法オークションで不動産を買う注意事項やそもそもなぜ押収されたのかについても中継で説明してくれる。しかもユーザーに面白くね。
全然違う仕事をしてる人たちが、こんな形でビジネスにしてしまう。しかも最新のセールスプラットフォームをしっかり理解し、使いこなし、めちゃめちゃ稼ぐとは、「まじ中国だな」と個人的にとても面白い話題でした。そもそも日本って差し押さえにあったものとかってどういうプロセスを経て再び市場に戻ってくるのでしょうか?
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(参考資料)