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New Normalなイベント/カンファレンス作りのためには、いいフィードバックが必要

今日はHalloweenですね。Plug and Playのオフィスは渋谷にあるのですが、昨日は出社する必要があり、帰り道ドキドキしながらスクランブル交差点に向かって歩いていましたが、少しだけ人の多い日常のスクランブル交差点でした。

渋谷区はバーチャルでのHalloween、「バーチャル渋谷」を展開していますが、昨晩の様子を見ているとこの”新しいHalloween"への移行は成功しているのだと思います。(Twitterで参加している方々の声が拾えますね)

コロナ禍で「New Normal」について様々な取り組みが進んでいます。特にイベントはこの半年で変化を余儀なくされ、そしてまだ色々な人たちの挑戦が続いています。欧米では大規模な第二波が、と言うニュースも流れてきていますし日本でも新規感染者が減っている訳ではありません。ワクチンもまだまだ・・となると新しいことに挑戦することは避けられません。

完全オンラインでのライブ・イベント実施もあれば、オンライン・オフラインのハイブリッド型での実施、そして人を入れていくテストをしていくケースも増えてきました。プロ野球の試合では昨日より制限緩和の実証実験が始まったそうです。

政府は5月25日の緊急事態宣言解除以降、段階的にイベントでの入場制限を緩和。7月10日からは「入場者5千人以内」か「収容人数の50%以内」を条件に開催を認めた。会場の収容人数が1万人を超えるイベントについては、9月19日から5千人の人数制限を撤廃したが、依然「50%」の制限を続けている。

この横浜スタジアムでもスタジアム入り口に体温を確認するためのサーモグラフィーが設置されたり、COCOAのインストールを呼びかけたり、と対策を取っていますが他の様々なイベントも同じです。ちょうど金曜日はaad:tech Tokyo に登壇する機会をいただいたのですが、ハイブリッドでの開催で様々な感染防止対策が講じられていました。

当日会場で古市さんともお話ししたのですが、オンライン視聴の比率や、実は会場に来ているのにオンライン視聴しているケースなどハイブリッドだからこその興味深い数値や現象が起きているとのこと。レポートが楽しみです!

一方でアジア最大級の規模を誇るIT技術とエレクトロニクスの国際展示会であるCEATECは完全オンライン。海外で実施される大型イベントも少なくとも年始までのものはオンラインでの開催を発表しています。年内のWebSummit(本来はリスボンで開催)、年始のCES(本来はラスベガスで開催)の完全オンライン開催は、これからの大型展示会にとっての試金石になりそうです。

Plug and Playでも9月のSummit(成果発表会)は完全オンラインで実施しました。ハイブリッドでの開催も検討をしたのですが、ピッチをするスタートアップの半数が海外スタートアップのため、来日できない彼らのことを考慮しオンラインでの実施が決定しました。グローバルカンファレンスの多くは同様の理由でオンライン開催にしているところもあります。一方で、オンライン開催だからこそ様々なゲストを招致しやすいと言うメリットも。Summitでもウォルマートの方に登壇いただけたのはオンラインだからこそ、です。

比較的状態が落ち着いていると言われる国では、観光も含めての人の行き来が始まるようになります。日本では新規感染者の数値は大きく変化はしていないものの状態は落ち着いていると言われる事もあり、またオリンピック開催を見越して横浜スタジアムなどでの取り組みが今後も続けられると考えています。ビジネスカンファレンスも同様です。確実に完全オンラインからハイブリッド開催も、増えていくと思います。そしてそのやり方も、今回のバーチャル渋谷のような、新しいものもさらに増えていくでしょう。

主催者は実施手法に加えて開催目的の明確化はより問われていくと思います・・・が、参加者である皆さんには、是非このタイミングだからこその新しい開催方法をたくさん体験していただきたいなと思っています。そして是非主催者にフィードバックをしていただきたいのです。

通常オフラインで体験できていた事を、完全にオンラインで再現することは正直難しいです。なので「思っていたほどではない」と言うフィードバックではなく「こう言う体験ができた」「もっとこう言うことができるようになるといい」というような次に繋がる素敵なフィードバックを是非お願いしたいです!

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