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キャリアにおけるリスクと付き合い方(必要な3つのアクション)



キャリアにおいて、リスクはつきもの。先が見えず、未知のものは怖いですよね。でも、リスクとの正しい付き合い方を知ると、より遠くまで冒険できるようになります。そのためにはどうすればいいか、3つのアクションとして整理してみました。

※本来、リスク=不確実性という意味ですが、ここでは世間一般でイメージされるリスクのイメージに合わせて書きます。


action.1 
「自分にとっての」リスクを考える


まず大前提として、何をリスクとするかは人によって異なります。とある行動に対して、周囲の人はそれをリスクだと感じていても、当の本人にとってはリスクだと思っていないことがあります。むしろ、それはリスク回避行動であると捉えていることもあります。

例えば、有名な大企業を辞めてベンチャーに行くなど分かりやすい例ですね。周囲は「なんで辞めるの?もったいない」「え、あの会社なら将来安泰じゃん。なんでベンチャー行くの?」という反応となることが多いでしょう。

ただし、その行動が本人が今後を考えた際に「このままだと社内でしか通用しない人になってしまう」「自分の看板で勝負できない人になってしまう」「退屈なことに慣れると精神が腐ってしまう」というリスクを回避したという考えに基づいてのものであれば、これはリスク回避行動となります。

つまりは、リスクは人によって異なるので、大切なのは「自分にとっての」リスクを考えることとなります。

そして、リスクを考える上で必要となるのは、何よりもまず「自分の望む状態」を自覚すること。これがないと、そもそも何がリスクとなるかを判断するモノサシがないわけです。結果として、リスクに気づかなくなってしまいます。そもそもリスクの存在を認識できなければ、リスクとうまく付き合うことはできません。自分の気持ちや価値観こそがモノサシです。

action.2 
リスクに対して能動的に動く


次に、「自分にとってのリスク」を認識できたとしても、私たちはそのリスクを消すことはできません。できるのは「付き合っていく」ことです。


リスクに対する人の行動は以下1〜5のパターンに分かれます(6も例外として書いておきました)。どのスタンスをとるのも自由ですが、後悔を生まないためにもキャリアについては自律的・自覚的でありたいものです。

1. [冒険] リスクをとる
リスクに対してタイムリーに立ち向かい、望む状態に近づく(ここは勝負だ!)

2. [回避] リスクを積極回避する
リスクをとらない方法を考えて対応しようとする(着実にいきたい)

3. [楽観] リスクを気にしない
リスクを認識するが、動かない(まだ大丈夫)

4.  [困惑] リスクに戸惑う
リスクを認識するが、動けない(何をしたらいいか分からない・・・)

5. [無視] リスクを見て見ぬ振りする
リスクを認識するが、目の前の痛みを気にして動かない(なんだか嫌・・・)

6. [鈍感] リスクに気づかない
そもそもリスクを認識できていない

望まなくても、世界は常に変わっていきます。つまりは、私たちには何らかのリスクは常に押し寄せています。そのため、以下の記事にあるように自分が変化しないこと自体がリスクとなります。


もちろん、動いた方向がいい方向となるかどうかは予測しきれないのが悩ましいところですが、
普段から動くクセをつけていると、動くべき時にタイムリーに動きやすくなるということは知っておいたほうがいいでしょう。「サボる=サビる」です。


action.3 
リスクを適度にしていく


最後に、リスクをとったとして、それが単なる無謀な賭けであってはいけません。即死リスクとならないための対策が必要です。リスクを適度なものとし、うまく付き合っていくには、以下のような方法があります。

① 複数の選択肢、リカバリー策を用意する。

PlanAが失敗した場合には、PlanBを発動させるというパターンです。一発アウトとさせず、常に抑えの策を用意しておくことで、生き残る可能性を高めるアプローチです。


② 曖昧度を下げる、具体的にする、小分けにする。

コロナなどもあって先行きが見えにくい状況ではありますが、「コロナがこの先どうなるか?」という自分には対応できない規模の問題を抱えたままにするのではなく、小分けにして具体的にしていくことで対策を取りやすくなることがあります。

「先行きはこの6パターンが考えられる。それぞれの場合の対策は〜」と用意するアプローチです。自分がコントロールできない大きいものは小分けにして、自分がコントロール可能なサイズにしてしまいましょう。


③ 自分がとれるリスクを見定める。


ドラマのように「責任は自分がとります」と格好良く言いたいところですが、それでは済まない問題もあります。誰しも自分が取れる範囲の責任には限界がありますので、失敗の際にとれる責任(=とっていいリスク)については認識しておきましょう。

「ここまでなら自分が傷つくだけで済むけど、ここから先は周囲の被害が大きいので、進むのはここまで」という考え方です。


④ リスク適応力を身につける。

最後に、ベースアップする方法として「自分だったらどうにでもカバリーできるという自信と実力を身につけていく」というのが長期的にできる対策となります。

独立してフリーランスになって失敗したとしても「再就職しようと思ったら引く手あまた」といった状態に自分をしておけると、気軽にチャレンジもしやすくなります。

いいリスクのとりかたが分かると、人はもっと遠くまで冒険できます。冒険しない自由も勿論ありますが、自分にとってのリスクを認識し、リスクを適度にしつつも、正しくリスクテイクしていくことでキャリアは拡がっていくものだなと、この節目の日に私は思います。

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