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Airbnbの新たな動きとブランドとコミュニティについて

コロナの影響で観光、飲食関連の産業は大打撃を受けている。

破竹の勢いで成長し、民泊市場で存在感を発揮していたAirbnbも厳しい状況に陥っていますね。

売上高半減予測の人員25%減とのことです。

Airbnbの新たな打ち手

当然、Airbnbは次の打ち手をとってきています。

新規事業としてオンラインで瞑想・料理といったアクティビティを提供するスタイルを強化しているようです。

プログラムを実際に見ると、金額も1000円近くからで魅力的なものが多い。

提供されているオンラインプログラムを眺めると、こんなに魅力的で面白いものが用意されているのか・・・と驚きます。

さて、Airbnbの生き残り戦略を考える上で、何がポイントなのかを考えていきたいと思います。

さらに、ブランドに求められる役割について考えていきます。

仮説:Airbnbのコアバリューは学習体験の提供

戦略を考える上では、その企業のコアバリューが何かを捉えることが重要です。

Airbnbのコアバリューは何でしょうか?

個人的な仮説としては「学習体験」だと考えています。

●嗜好性
・いつも新しいことを学びたい
・人と繋がりながら学びたい
・新しい経験が人生を豊かにしてくれる

どうぶつの森やNetflixなどは、巣篭もり消費で多くのユーザーを獲得した典型例です。

Netflixの伸び率は驚異的です。

Netflixが2020年4月21日に発表した2020年1~3月期決算報告によると、有料会員数はわずか3ヵ月間で1,570万人以上増加し、合計1億8,200人を突破。収益は前年同期比28%増の57億6,800ドル(約6,080億1,078万円)、純利益は106%増の7億900万ドル(約756億2,791万円)を記録した。

巣ごもり消費の勝者「Netflix」 最高益記録の決め手とは?


Netflixをのようなエンターテイメントコンテンツとは差別化を図ることが重要です。

Airbnbが今後とるアプローチ案を考えてみる

①学習コンテンツやドキュメンタリー好きを狙う
Netflixでもドキュメンタリーや、文化系コンテンツを閲覧している層には、Airbnbのアクティビティコンテンツは相性が良いはず。

Netflixと提携してコンテンツを提供したら大ヒットアクティビティが生まれるのではないでしょうか?

②ニッチなスモールコミュニティをつくる
一方で、5人くらいしか集まらないけど、めちゃくちゃ熱狂的なファンがいるようなイベントを開催→コミュニティをつくる支援をする。これはAirbnbのコアファンを増やすことにもつながると考えています。

・自分のニッチな趣味を世界に広げたい
・コロナ後に趣味を通じて人と繋がりたい
といった想いを持っている人は多いのではないかと考えています。
ここをAirbnbが支援するイメージ。

Airbnb=小さなコミュニティを手助けするブランドというイメージを確立できると、アクティビティ事業を独自性もって成長させることができるのではないでしょうか。

Airbnbの生き残りポイント
自分たちにしかつくれないコミュニティをつくること。

ブランドの生き残りは、コミュニティ×アクティビティが鍵

Airbnbに限らず、オフラインのイベントや出会いに制限がかかっても、オンラインのイベントを通じてコミュニティ(繋がり)と、その繋がりをつくるきっかけになるアクティビティ(活動)生み出せるブランドが生き残っていくのではないかと考えています。

よなよなエールは、#おうち超宴というオンライン飲み会を開催して、ファンとのつながりが深めている。

素晴らしい取り組み。

アクティビティ(活動):オンライン飲み会とトークイベント

コミュニティ(繋がり):クラフトビール好き

ブランド(触媒):よなよなエール

まとめ

人は、不安な状況であればあるほど、繋がりたい欲求が強まる。
繋がるための活動をつくってくれるブランドに人が集まる。

ブランド側としては、アクティビティが自分都合にならないようにしていきたいですね。

アクティビティは、あくまでコミュニティメンバーが求めているものをつくることが大事。

「コミュニティ」という言葉は大事なのはわかっているけど、どう取り組めば・・・と悩むブランドが増えてきそうなので、今後も分析したnote公開していこうと思います!