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バレンタインは、贈呈イベントから「ショコラの祭典」へ

毎年のバレンタインも、毎年少しずつ変化しています。

私も、2020年バレンタイン総括していきたいと思います!

▶4%回復したマーケット。 勝者は、ショコラ専門店。

2020年のバレンタインデー推計市場規模は、昨年から約4%増えた約1,310億円(記念日文化研究所調べ)。2017年から2019年までは縮小傾向にあったバレンタイン市場が、ここにきて回復しました。
なんだか実感値わかないな‥と思う方もおおいはず。この回復も局所的なのかもしれません。

バレンタインの風向きが変わったのは、購入者自身が楽しむ「本格チョコレート市場」の成熟だと考えられます。ここ数年、百貨店のチョコレート売り場では、世界的な専門店のほか、高級ドメスティックブランド、海外ハイブランドのチョコレート参入が目立つようになってきました。これらの勝負所は風味や加工法だけでなく、見た目の美しさや色味、原産地や歴史やエコ視点など、多角的です。

チョコレートが並ぶショウケースを見て、一粒のチョコレートに歓喜している女性たちの姿やSNSの投稿を見ると、チョコレートは「お菓子」というカテゴリを超えて、コスメやジュエリーと同列の〝ご褒美〟として受けとめているのかもしれません。

▷2018年から本格化した、脱・義理チョコ。

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女性たちが本格チョコレート市場へギアチェンジできた背景の一つに、〝義理チョコからの解放〟があります。
2018年、大手高級チョコレートブランドの『ゴディバ』が〝義理チョコをやめよう〟という広告を掲載。義理チョコの恩恵を強く受けているはずのブランドが発信したということもあり、SNSなどで大反響を呼びました。

義理チョコが消滅していく背景には、会社内の構造の変化もあるでしょう。「女性が男性に媚びる/配慮する関係性」自体がオフィスの中で絶滅しつつあります。

▷バレンタインは、贈呈イベントから「ショコラの祭典」に進化した

冒頭の高級チョコレートの話に戻しましょう。
バレンタイン商戦の震源地は百貨店で、近年の熱狂ぶりは目をみはるほど。その一つが「サロン・デュ・ショコラ」です。各都市の百貨店やデパート、商業施設内で開催される国内最大級の〝チョコレートの祭典〟で、2020年は世界22ヵ国から126のブランドが集い、眼福かつ口福なショコラがお披露目されました。昨年はディズニーランドなみの混雑具合。今年からチケット制になり、混雑は解消されたようですが、テイクアウトコーナーの完売スピードは凄まじかったようです。

▷競い合う百貨店。阪急ひとり勝ちの鍵は〝いちご〟との組み合わせ。

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百貨店の中でバレンタイン商戦で上手だったのが「阪急うめだ本店」です。2019年は、チョコレートと女性受けする〝いちご〟を組み合わせた、独自のバレンタイン施策を開始してミレニアル世代を中心に幅広い世代から支持されて、過去最高の24億円を売り上げました。2020年も『阪神のいちごとチョコフェス2020』と称してプロモーションを実施。催事場や各階のイベントスペースで、いちごスイーツ満載のフェアを実施しています。


▷コンビニは第4のチョコ”ルビーチョコ”でニュース性

コンビニでは別のトレンドが開花しています。「第4のチョコレート」として注目を集めている「ルビーチョコ」です。「ルビーカカオ」と呼ばれる特別なカカオ豆から作られるチョコレートのことで、着色料を使っていないのにピンク色。フルーティーな風味と酸味が特徴です。ネスレの『キットカット ショコラトリー』や『さくさくぱんだ』、『キャラメルコーン』など定番スナック菓子からも、ルビーチョコの新商品が発表されました。

ちなみに、チョコ好きのなかでは「青いチョコレート」も話題です。『ケルノン・ダルトワーズ』のチョコレートは、意外な色の美しさは百貨店やオンラインショップでも人気なようです。

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〝2月14日=チョコレートを贈る日〟という考え方が日本に持ち込まれたのは、1932年。モロゾフのカタログが発祥でした。その日は愛を伝える日…と言われていたのは、昔のこと。昭和、平成、令和を経て、バレンタインは正真正銘、〝チョコレートを楽しむイベント〟に進化したように思います。


▷手作りチョコは、また別の傾向が見えている。

家庭料理は例年と同規模を感じますが、手作りチョコをする目的やトレンドは違いがあって面白いです‥!下記の記事とか読んでほしい。


リサーチをしていて思いましたが、チョコレートの世界って本当に奥深い。チョコのキャッチコーピーも、マンション不動産のコピー並に特殊で興味深かったです。いつかまとめたいな‥。


▷Twitter、やってるヨ!


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食トレンドを追いかけながら社会変化・消費行動を考察中。フォローしているだけで「最新の食トレンド&背景」がわかるアカウントを目指してます。時々抽象的なことも語る。普段は食×マーケティングメディアFoodClip(http://foodclip.cookpad.com)の編集長。

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