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「未来の学校祭 2020」開幕

アルスエレクトロニカ×東京ミッドタウンによる「未来の学校祭2020」が開幕しました。

時期が時期なので意を決して訪れた面もあったのですが、良い意味でそんな空気を読まないアーティストたちの作品にふれ、ここ数日は殺伐としたニュースに暗澹たる気持ちでいたのですが、すごく元気が湧いてきました。
災害時における芸術作品の意味みたいなものを改めて感じた(こういう時期、多くの表現をする人が考え込んでしまうテーマだと思うのですが……)

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木曜夜はオープニングのパフォーマンス「DAPPI MUDIC PERFORMANCE」として、
生きている絵画を描く「Alive Painting」という試みに長年取り組んでいる画家・中山晃子ちゃんと、亡きピアニストの演奏を機械学習し自動演奏する「Dear Glenn, Yamaha A.I. Project」のコラボレーションがあったのですが、これが本当に良くて
同世代(というか同い年)のアーティストとしてとても感動し、励まされるものがありました。

本当に「どの瞬間も絶対に見逃したくない……!!」と瞬きすら惜しんで注視してしまった。
今は亡きピアニスト、Glenn Gouldに向けた追悼?呼びかけ?の朗読をふくめ、中山晃子さんのパフォーマーとしての底力を感じる舞台でした。
企業作品とのコラボレーションに対してもアーティストとして全身全霊で向き合っていて、神聖さや崇高さすら漂う、神事のようなパフォーマンス。


2/22 土曜日の本日は、「未来の学校祭」なだけあって教育に関するイベントが目白押し。
キャンパスエキシビションに展示されている学生たちの作品を、世界最高峰のメディアアート機関アルスエレクトロニカのメンバーが公開講評する……というスリリングな企画や大学教育への提言のイベントなど。

また先日の記事でも告知をさせていただきましたが、メディアアートシーンのキーパーソンであるアルス総合芸術監督ゲルフリート・シュトッカーさんらと共に「Citizens of the Future:未来の市民が学ぶこと」というトークセッションに登壇します。

予約のPeatixは満席の表示ですが、このご時世ですし恐らく当日お越しいただければ入れるのではと思います。

現地には、ヨーロッパ中心とした各国から優れたアーティスト、最前線のフェスティバルオーガナイザーたちが集結されています。
「大変な時期に来日されましたね……」と言ったら「No problem, we will survive!!」と力強いお言葉が……強い……。

お越し頂く方は、体調管理と感染症対策にくれぐれもお気をつけていらしてください……!

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