早期の金融緩和見直しは困難

日経センターがまとめた3月のESPフォーキャスト調査によれば、日銀の金融緩和策の望ましい見直し・変更時期について、エコノミストの半数が「物価上昇率が1%を安定的に上回るようになったら」と回答したようです。

ということは、あれだけエネルギー価格が上がっても今回の結果が1.0%上昇だったことに加え、2015年を下回る春闘賃上げ率や働き方改革に伴う残業収入減、ここもとの円高等を勘案すれば、今後も物価上昇率が1%を安定的に上回る状況を維持することは難しいでしょう。

となると、少なくとも過半数のエコノミストが考えている条件では、日銀の金融緩和の早期見直しは困難ということになりますね。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL22HGX_S8A320C1000000/

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