
頭の良さについて考察してみる
頭が良い、頭が悪い、ということはどういうことなのか、勉強ができると頭がいいのか、お金を稼げるのか、そういうことについて今日は話していきたいと思います。
すごい乱暴な言い方になりますが、貧乏人思考、貧乏人の考え方にも通じてくると思いますので、お金持ちになりたい人は必ず最後まで読んでください。
頭が悪い人は貧乏人に陥りやすいです。
(1) 勉強ができても頭がいいとは限らない。
まず、前提として説明しておきたいのですが、頭が良い人と勉強ができる人は全然違います。
高学歴でも「こいつバカじゃないのか?」という人がどの組織にも必ずいるし、中卒や高卒でも頭の回転が素晴らしく速い人もいる。
では、「頭が良い」と「勉強ができる」は何が違うのか、簡単に解説します。
頭が良い人というのは、一般的には、物事を素早く論理的に考えたり、飲み込みが早かったり、空気が読めたりする人だと思います。
頭が良い人は、初めて説明されたことでも、それが複雑なものでもすぐに理解できる傾向があります。飲み込みがはやいので、いきなり無茶振りされても臨機応変に対応できる人も多いです。
逆に、勉強ができる人とは、やっぱり試験の点数が取れる人です。試験において問われること、問われる知識が何かを正確に理解して、それに対応して勉強していける人だと思います。
だいたい問われる知識も暗記できるものが多いので、暗記能力が高い人とも言えます。
特に、日本だと、高校、大学とかの入学試験自体が、ここでいう、答えの存在する入学試験で点数をとればいいことになるので、「勉強はできるけど頭はそれほど良くない」人でも暗記がそこそこできれば、高い点数とることができるんですよね。なので、難関大学、といわれるところにも入れる。
こういう社会のシステムがあるので、日本には高学歴でも頭の悪い人がとても多いと思います。
逆にアメリカだと、入学試験も、暗記で凌げるテストの部分の比重が非常に少ないので、難関大学にいるけど、頭が悪い、という人は比較的少ないような気がしています。
(2) 頭が悪い人がやってることとは?
ここから本題ですが、頭が悪い人と良い人の違いはなんでしょうか?
頭が良い人と悪い人の違いはいくつかの概念で理解できます。
僕はその一つにメタ認知能力、があると思っています。
「メタ認知」とは、知覚、記憶、思考などの自己の認知活動があると思うのですが、それらを自己で客観的にとらえて、制御することを言います。
分かりやすくいうと客観的思考とも言えます。
似たような概念で言うと、頭が悪い人、貧乏思考の人っていうのは、比較的短期視点になりがちです。
頭が良い人だと、比較的中長期視点です。
また頭が悪い人は木、目先のことしか見れない、頭が良い人は、木だけじゃなく、森も見れる。
全て似たような概念ですが、根本は、”頭が悪い”人の考え方なんですよ。そして、僕は、貧乏人思考とも呼ぶことがあります。
私が好きな漫画で、マネーの拳という漫画があるんですが、そこの中での主人公の名台詞が印象的でした。
「お前は考え方そのものが貧乏人なんだよ」、と。
お金がないから貧乏人なのではなく、貧乏人の考え方をしているから、結果的に貧乏人になるんだ、と。
その通りだと思いました。
根本的な能力にそんなに差はなくても、考え方の違いで差が出てきたりもします。
例えば、こういう人いませんか?
人のあら探しをする人、欠点探しをする人。こういう人は基本的に、頭が悪く、貧乏人になる傾向があります。
人の良いところも含めて、森で見ていかないといけないのに、人の欠点という森の中の一部の一本の木しかみれない人です。
例えば、あなたの会社にもこういう人いませんか。おれはあいつより売上あげてるのに、なぜおれより給料が高いのか、と愚痴を言う人。
こういう人も同じです。売上をあげるのはもちろん重要ですけど、それって一つの評価の側面でしかないのに、そういうわかりやすいところしか見れない、人の貢献を売上、という側面でしか見れていない、木を見て森を見ず、な人です。
頭が悪い人は、Give & Takeもできない人が多い印象があります。目先の利益を優先して、すぐに利食いというか、Takeばかりで頭がいっぱいになります。
Giveして中長期的な関係性に投資できないから、頭が悪い、貧乏人になります。
情報商材にはまる人も似てると思います。結局、これやれば成功する、という都合の良い論理構造、宣伝に騙されるんです。論理思考が強ければ、そんなうまくいかないだろう、とわかるのに、限定的な情報、論理展開でその情報商材で成功できると信じ込んでしまう。搾取される側にまわってしまいます。
メタ認知すれば、どう考えてもこんなうまい話はないだろう、こんなに簡単に金持ちになれないだろう、とすぐ分かるはずです。
今日は、頭の良さについて持論を展開させていただきました。