女性とピルと、婦人科と。|女性が社長であるということは
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女性とピルと、婦人科と。|女性が社長であるということは

2021年2月より日経COMEMOのKOL(キーオピニオンリーダー)としてnoteで発信させて頂くことになりました、株式会社minittsの中村朱美です。みなさまどうぞ、宜しくお願い致します。

■なぜ今このテーマで書こうと思ったのか

女性の活躍や社会進出が進む中で、間もなく「女性」という言葉を付けることそのものが不自然になる時代がやってくることでしょう。(女性起業家や女性技師など)

しかし、女性が活躍する上で避けられない【痛み】があること、そしてその【痛み】を軽減する方法があることを、多くの人に知ってもらうことが必要なのではないか。そう思い、今回あえてこのテーマを選びました。私自身が経験してきたことを、出来るだけ客観的に、情報としてお届けしたいと思います。

唐突なタイトルで驚かれた方も多いかもしれませんが、女性の方だけでなく、男性の方にもぜひ知って欲しい内容ですので、このままどうか少しお付き合いくださいませ。


■女性は1年に約36日も痛みに耐えているかもしれない

この時代において、男性や女性と区別して話をすることは躊躇われるものの、一方で女性にはやはり【月経】という痛みを伴う日が毎月やってくることも事実です。

個人差はあるものの、月経は1ヶ月に約1回、5日程の出血を伴い、腹痛や頭痛、倦怠感や腰痛などの痛みを伴うことが殆どです。5日中3日ほど強く痛みを感じる場合、1年に36日は痛みを感じる日を過ごしている訳です。

また、月経が始まる1週間ほど前から月経前症候群(PMS)が起こる人の方が多いでしょう。もちろん、私もそうでした。

[月経前症候群(PMS)]精神神経症状として情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、自律神経症状としてのぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、身体的症状として腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどがあります。


■毎月の痛みと社長業の両立の難しさ

月経の痛みだけでなく、その前週に起こるイライラや情緒不安定は、社長業をしている私にとって非常にやっかいなものでした。突然迫られる決断の日を月経が待ってはくれません。

情緒不安定だったりイライラしたりする中で、大きな金額を動かす決断や、大事な仲間の相談を聞くこと、そして更には重要な契約をしなければいけない時も。自分ではコントロールできない感情や痛みを何とか抑えながら・・・。


■私の救世主は、ピルだった。

実は10年前、結婚してから2年ぐらい不妊治療をしていました。その際に処方されていたのが低用量ピル。6ヶ月飲み続けることで、月経の周期を整えたことがありました。その際、月経前症候群が起こらないこと、メンタルが安定することを実感していました。

その後無事に2人の子どもを出産。2人目の産後、急激に忙しくなる社長業務と真剣に向き合わなければいけない時に、この低用量ピルの事を思い出しました。自分の身体を整え、メンタルを安定させ、働きやすくするためにも、婦人科で相談し、再度低用量ピルの服用を始めることに。

この低用量ピルが、私の社長人生を、とても助けてくれたのです。

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■低用量ピルのメリットとデメリット

もちろん低用量ピルは種類がいくつかあり、副作用もあります。また、誰もが同じ効果を望めるとは限りません。しかし、私の経験から得られたメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。

★私のメリット:
①月経前症候群(PMS)が全く起こらなくなった。
②月経の日だけでなく、始まる時間までほぼ予測可能。
③月経の際の痛みが全く無い。
④月経で出血する日数が短くなった。
⑤婦人科で相談すれば、月経の日を変えられる。
⑥情緒が安定し、周囲からも穏やかになったと言われるように。

★私のデメリット:
①毎日必ず同じ時間に服用しなければいけない。
②静脈瘤ができやすくなるかもしれない。
③肝斑になりやすくなるかもしれない。
④血栓ができやすくなるかもしれないので、年に1度は血液検査と子宮頸がん検診必須。
⑤慣れるまでは副作用(突然吐き気がする等)があった。

私は全国各地に泊まりで出張に行くことがあります。その際に月経の日時が予測できるのは非常に便利です。また、子どもたちとプールに行く日が決まっていた時は、事前に婦人科で相談すれば月経の日を変えることもできました。

精神的に安定し、重要な決断の際にも体調に左右されなくなった、これは本当に私の社長人生にとって、大きな収穫だったと思います。

ちなみに、私は重度のアレルギー体質(猫・ハウスダスト・生たまねぎ)のため、毎日抗アレルギー剤の薬も飲んでいるのですが、婦人科でもアレルギーの病院でも薬の申告をしており、同時に服薬が可能です。良かった。

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尚、抗アレルギー剤が食後2時間以降にしか飲めないものがあるため、全て毎日21時に服用しています。(携帯アラームで忘れない!)

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■低用量ピルを飲むかどうかは他人が助言してはいけないと思う

女性社長・女性起業家が増えてくる中で、メンタルのコントロールや体調の管理の一環として低用量ピルを導入するのは、大変有効だと私は感じています。

しかし一方で、パートナーや知人が、例えそれが同性だったとしても、安易に服薬を勧めていいものだとは思っていません。ご自身が必要だと思うタイミングで、自分の身体のために、自分で決めてほしい。そう心から願っています。


■佰食屋では従業員の低用量ピル服用と副作用へのサポートもしている

佰食屋は従業員の90%が女性です。そして、私と同様に低用量ピルを服用している従業員もおり、それを私も知っています。そして、飲み始めの副作用で、吐き気が止まらないという連絡が来た場合は、その日の出勤を休むよう助言・サポートすることもあります。

これは、私自身が服用をしていること、そしてその副作用の辛さを知っていることから可能なサポートだと実感しています。婦人科への通院の有無や、何か月飲んでいるか等、非常に繊細で言いにくいことも、経験者であるがゆえに親身に相談に乗ることができています。


■男性経営者の皆様へのお願い

女性は様々な痛みを感じたり、精神的に不安定になったりすることがあります。そして、誰もがそれをすぐに解決できる訳でもありません。薬が合う人・合わない人、そして飲みたくても飲めない人も。(他の病気の薬と同時に服用出来ないなど)

しかし、もし「つらい」と女性から相談があった時。

ぜひ、その「つらい」という声は、かなり本気の、そして追い込まれている可能性のある声だと思ってほしいのです。私たち女性は、既に何十年もこの痛みとともに生きています。その声を、ほとんどあげることなく。

人に「つらい」と伝えた時は、本当に本当に辛い時なんです。既にその女性はありったけの勇気を振り絞っていることでしょう。ぜひ、真摯に受け止めてあげて欲しい、これが私からのお願いです。


■「顧問助産師」を導入する企業が増えている

女性が多い企業だけでなく、女性特有の相談を受ける事に自信がないという職場には、「顧問助産師」の導入という形もあります。

助産師さんは、女性の身体と妊娠・出産のスペシャリスト。こういった新しい取り組みが広がれば、女性が安心して活躍できる職場が広がっていくのではないでしょうか。


■最後に。そして今後の投稿予告も。

日経COMEMOのKOLになった最初の投稿は、あえてこの皆が触れにくいこの話題にすることにしました。

私のnoteでは、既にWEB上で紹介されている佰食屋の経営の話ではなく、もう少し踏み込んだお話を投稿したいと思っています。

そして「私が伝えたい」よりも、「みんなが知りたい」ことを発信したい。私の経験を元にしながら、もう少し深く。そう思っています。

今後投稿する予定のトピックス(予定)は下記の通りです。

★PRESIDENT-SHIPS
 ~社長らしさとは~【連載8回予定】
★美味しいごはんの作り方~科学と料理~
★漫画とアニメと経営力
★繊細さんと社長さん
 その他、徒然なるままに。

もしご興味がある方がいらっしゃれば、ぜひフォロー頂けると幸いです。まだまだnoteを使い慣れておらず、色々試行錯誤しながら頑張って参りたいと思いますので、応援の程、どうぞよろしくお願い致します!

株式会社minitts
代表取締役 中村朱美

【次回投稿予告】
PRESIDENT-SHIPS
~社長らしさとは~《主役力》

Thanks!!



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「国産牛ステーキ丼専門店:佰食屋(ひゃくしょくや)」に込めた「想い」や「優しさ」、そして叶えたい未来に向かって全力で走り続けている私の奮闘をご覧ください。 1984年京都生まれ、小1&年長の年子の母。(株)minittsの代表取締役、時々漫画とアニメとゲーム。