
行き詰まったら「逆張り」戦略を考えてみよう
今日は「逆張り」戦略の可能性について書いていきます。
逆張り戦略とは?
株式投資の世界で使われる言葉です。
逆張り (ぎゃくばり)
投資手法(スタンス)の一種で、相場の下落局面で買い、上昇局面で売るという投資手法です。株価が適正水準よりも大きく下落したときに買いを入れて、反発したところで売るというような、一見、相場の大きな流れに逆らって動くような投資スタンスです。反対に、相場の上昇局面では買い、下落局面では売るという手法を「順張り」といいます。
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この逆張り戦略ですが、マーケティングの世界でも活かせるのではないかと考えています。
この業界では、この手法を使えば成功をするといった定説があるとします。
その手法を鵜呑みにしたら、他の同業界のプレイヤーも同じことをやるわけなので、差別化を図ることは難しいわけです。
差別化を図るためには、同業界のプレイヤーと別のことをする必要があるので、意識的に逆張りをすることが大切になってきます。
マーケティングの世界で定説として唱えられていることと、逆張りをすることで成功している事例について考えていきます。
マーケティング領域の定説
例えば、BtoBマーケティングでは、THE MODEL(ザ・モデル)という考え方が注目を集めています。
BtoBのビジネスにおいて、THE MODEL(ザ・モデル)に習い、インサイドセールス、カスタマーサクセスといった職種をつくり、マーケティング組織づくりが行われています。
THE MODEL(ザ・モデル)の逆張り
仕事で関わっている中でマーケティングに成功しているBtoBの会社は、THE MODEL(ザ・モデル)なんて必要ないと言い切っていました。
※個人的にはTHE MODEL(ザ・モデル)は素晴らしく体系化されたものだと認識しています
職種を細分化する必要はないし、成約率を高めるためのチャネルを発掘すれば勝てるとのことです。
その会社がやっていることを聞くと、他の誰もやっていないことを愚直に実行しているわけです。
・DM
・FAX
・コールドコール(電話営業)
アナログな施策を愚直に実行して成果を出しているとのこと。
競合他社は、リスティング広告×LP×E-BOOK→インサイドセールスといった業界内で推奨されているアクションをとっている中で、この、誰もやっていないことを、愚直に実行することで、差別化を図ることに成功しているわけです。
この結果は必然だと感じています。
業界内で推奨されているやり方をとれば、比較検討される、単価が上がる(わかりやすいのはリスティング広告のクリック単価は上がる)といった競争環境が激しい中で成果を出す必要が出てくるわけです。
逆張り戦略のまとめ
まとめます。
成果に行き詰まった時は、逆張り戦略を意識的に考え出し、実行してみることで成果を出すための切り口を見出せる可能性があります。
逆張り戦略のポイント
・競合がやっているから自分たちも・・という安易な施策はNG
・業界内で推奨されているマーケティング施策に飛びつかない
・自分たちならではのチャネルをつくることに時間を使う
あえて、逆張りすることでマーケティングの行き詰まりを解消できる可能性があるかもしれません。
明日からも逆張り・天邪鬼戦略で成果を出していきたいと思います。
本日の日報は以上です。