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シンガポールと東京、デュアル生活のリアル

ワークフロームホームがデフォルトとなり、軽井沢に住み、仕事でミーティングがある時だけ東京に出るという富裕層も増えているようです。

シンガポールに住んでいる富裕層の大半も生活のためにシンガポールを選んでおり、日本でビジネスをしていたり、不動産を所有している人も多いです。

シンガポールでビジネスで大成功という日本人は少ないのです。しかし、生活のために住む国として選ばれています。YouTuberの中田あっちゃんの移住なども有名ですね。

移住の理由は人により様々でしょうが、コロナ対策、スマートシティ、税金など様々な利点があります。

私自身もシンガポールに住み始めて、なんと7年目に突入しました。テレビや講演などはできなくなりましたが、ウェビナーやウェブサイト運営など以前よりも好調な分野もあります。

2拠点生活には様々な障壁はあります。次のようなことが考えられます。


・2拠点の居住比重をどうするのか

私の場合、コロナ前までは1年に2ヶ月程度は日本に滞在するようにしていました。

コロナ後は2年弱帰国しておらず、リモートミーティングや遠隔での仕事の受注をしています。

つまり、ベースは完全にシンガポールにしています。生活を中心にできる仕事をこなしています。

現地にも法人を作り、ウェブサイトの運営をしています。

人によっては毎月出張をしており、コロナ下でも行ける時に出張を入れる人もいます。

・2拠点間の移動は(交通費の上限、移動時間の許容範囲)

私の場合は年間1人20万円程度の交通費、移動時間は10時間以内なら許容範囲です。

人によってはその日の予定でも飛んで行きたいから東京までの移動時間がより短い香港を選ぶ方もいます。最近は香港から英国やシンガポールへの移住は増えていますが。

コロナ後は国を跨ぐとホテル隔離があり、より日数やコストがかかるようになりました。ワクチンが普及した後も航空代金は値上がりが予想されますし、前よりも国を跨いだデュアル生活は簡単ではないように感じます。ただし、サービスアパートやホテルは格安で宿泊できる機会が増えているようです。サービスアパートやホテルをホッピングしている経営者も増えているようです。

そういう意味でも地方に住んでリモートワークがハードルが低く、始めやすそうです。いざという時に東京などにアクセスできる場所を選ぶ工夫もできます。

・子供の学校はどうする

子供の学校はシンガポールには20以上のインターナショナルスクールの選択肢があります。コロナで帰国者も多く、人気校も入りやすくなっています。

日本の地方の場合、インターナショナルスクールが少ないことが問題でしょう。軽井沢のUWCのような学校が増えれば、アジアから富裕層を呼び込める可能性があるかもしれません。

2拠点居住はハードルが高く感じるかもしれませんが、コロナによりリモートワークが普及し、前よりも始めやすくなりました。職場や取引先の理解なども得られやすくなったからです。

#日経COMEMO  #2拠点居住の理想スタイル

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