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こんな時だからこそ、やっておきたい10+1のこと

日々の報道を見聞きして、不安になることも多い毎日だと思います。そんな状況から少し距離を置いて、こんな時だからこそやっておきたいことをリストアップしてみました。

この新型コロナウイルス問題の収束には、長い時間がかかりそうな気がしますし、安倍首相の28日の会見でも「この戦いは長期戦を覚悟する必要がある」という見解が示されていました。

どのように過ごそうと1年は1年で過ぎていきます。2020年も、せっかくの自分の人生の時間の一部ですので、大切に使うことを考えてみたい、そんなことを思っています。

これは私自身の to do リストとして作ったものをもとに一般的な内容にしたものなので、粒度は不揃いだったりしますが、ご自分なりの項目を付け加えたり、不要なものを削除するなどして、活用していただけるなら幸いです。

すごく長くなってしまいましたので、気にかかった項目だけ、拾い読みしてください。

なお、ここに書いたことは、東京の2020年3月29日現在の状況に基づいています。お住まいの地域や国等の規制に従って、禁止・制限されていることについては避けるようにしてください。

毎日8時間(or自分に必要なだけ)眠る

毎日の睡眠時間を適正に確保することは案外難しいことではないかと思います。在宅勤務やリモートワークが導入されている方であれば、自分の生活をきちんと規則正しく送ることの重要性と難しさを、改めて痛感されているのではないでしょうか。早めに寝て朝早く起きる、それで8時間(または、各自にとって必要な長さ)の睡眠を確保できればとても良い習慣になると思いますし、それが今後、在宅勤務やリモートワークがマストではなくなっても続けられれば一層プラスになるのではないでしょうか。

再び通勤するようになった場合も、これまでより早い通勤電車に乗って会社に行くようになれば、そのぶん混雑を避けられ、空いている車内で座って本を読むこともできるかもしれません。
そんな習慣づけのために毎日必要十分な時間寝るということを習慣にしてみることをおすすめしたいと思います。起きる時間だけでなく寝る時間も予め決めてタイマーをセットすると良いと思います。そして、きちんと睡眠をとることは自分の免疫力を高めることにもなるので、この時期においてはそれもとても重要なことではないかと思います。

自宅(自室)を片付ける

これは私自身のことなのですが、なかなか自分の部屋を片付けることに時間を取れず(というのは言い訳ですが)、どうしても散らかってしまいがち。在宅勤務で通勤がなくなり、打ち合わせがオンラインになったら、そのぶん移動時間がなくなりますから、浮いた時間で自分の部屋とか押し入れや整理棚などを片付けてみてはいかがでしょうか。ちょうど春めいてもきましたし、年末の大掃除と違って暖かい時期ですから、窓を開け放って自宅をきれいにしてみると気分も変わるのではないかと思います。かつて買い貯めていて忘れてしまっていたものが「発掘」されるかもしれませんね。それでトイレットペーパーやマスクなどが出てきたら、ラッキーですし(笑)

料理を作ってみる

なかなか料理をするタイミングが普段の生活では取りにくい方も多いのではと思います。今は夜の飲み会であるとか接待会合も少なくなっている分、ご自宅で食事をすることが多いと思いますので、久しぶりに料理をしてみるというのも気分転換に良いのではないでしょうか。先ほど書いた自宅の整理をして、賞味期限が迫っている食料などがあれば、それを使って新しい料理を考案して作ってみる、というのも、料理の出来の良しあしに関わらず楽しいのではないかと思います。

ウォーキングやランニングを始め体重の記録をつける

日本では今のところ外出禁止といった措置が取られていないので、外に出てウォーキングやジョギングをしてみるというのもいいのではないかと思います。ちょうど日も長く、気温も高くなり始めていますので、ウォーキングやランニングを楽しむにはちょうど良い季節に。地域によっては、ちょうど桜が咲いている時期でもあります。特別なコースがなくても、近所の何気ない道を通るだけで十分です。今まで車で通っていただけの道なら、気がついていなかった風景が身近にあることを発見するでしょう。例えば皇居を周回する道では、100m おきに花のプレートが埋まっているのですが、それを知っている人は案外少ないのではないでしょうか。普段通い慣れている道でも改めてウォーキングやジョギングをしてみると新しい発見があると思います。こんなところにこんなお店がある、というのを見つけたら、今の状況が緩和されたらそのお店に行ってみる、そんなことも楽しみのひとつになるのではないかと思います。

そのついでに、定期的に体重を測って記録する習慣をはじめるのも、運動が不足しがちなリモートワーク等の時期を健康に過ごすヒントになるかもしれません。スマホに記録が残せる体重計を買ってみる、というのもおススメです。

そして、体を動かすことがメンタルヘルスの維持にも良い効果がある、ということは、私は身をもって感じていることです。

職務経歴書を作ってみる

このウィルスの影響が長期に及ぶと、ご自分の仕事がどうなるかというところもちょっと不安になるかもしれません。単に不安になるだけでなく、せっかくの機会なので職務経歴書を作って将来の自分のキャリアについての棚卸をしてみる、というのは非常に有益なことだと思います。

なかなか普段の仕事や生活の中では、職務経歴書を作るために時間をとることは難しいのではないでしょうか。転職や就職等をすることになって慌ててそれを作るというのが一般的ではないかと思います。職務経歴書は一度作ってしまうと後から最新の部分を継ぎ足せば長く使えるものですので、特に転職などの予定がなくても現時点でのご自身のキャリアの棚卸しのために作ってみてはどうでしょうか。

読んでいない本を読む・歴史に学ぶ

買ったはいいけれども読んでいない本、いわゆる「積ん読」な状態になっている本をお持ちの方も少なくないのでは、と思います。こんな時期ですので普段積ん読になってしまっている本を一掃するつもりで読んでみるのはどうでしょうか。買うつもりで買っていなかった本も同様に。宅配便で本を届けてくれるという状況にはありますが、この時期の配送物流網の多忙さを思うと、できれば電子書籍で。自分だけでなく配送の方の感染防止にも役に立ちますし。また青空文庫のように、無料で開放されている電子書籍もありますので、そういったものを活用することも一つの方法です。

自分の個人的な考えなのですが、せっかくなので、歴史を学びなおしたい、それに関する本を読んでみると役に立つのでは、と。過去の感染症流行の時に何が起きていたか、世界恐慌からいかに立ち直ったのか、など、いまこそ歴史に学んでおきたいことは、あると思うのです。

オンラインの学習を始める・例えば語学を始める

このコロナウイルスの問題が起きたことによって、オンラインの教育が世界的に注目を集めています。様々なオンラインツールないしは教育機関等が、一定の条件のもと無料で開放するといった動きに出ています。そういったものを使ってオンラインで学習を始めてみるのはどうでしょうか。

4月に入ると、例えば NHK では語学の講座が始まります。ラジオの語学講座のテキストを買って(これは無料ではありませんが)、4月から新たに語学の勉強を始めてみる(再開してみる)というのも悪いことではないと思います。ちなみに、私自身が英語を身に着けたのも、主にNHKラジオの講座を活用して、でした。

つい後回しにしがちな雑用をやる

細かい雑用というのは、必ずやらなければいけない割には何かと後回しになりがちだと思います。例えば伝票の整理とか、今年の年賀状の当選番号を調べるとか、そういったことをこの機会に行ってみるのはいかがでしょうか。他にも色々となかなか日頃手がついていない雑用というのはあるかと思います。そういったものを片付ける絶好のチャンスかもしれません。

新しいツールを使ってみる

これを機会に新しいツールを使ってみてはどうでしょうか。例えば、私は買ったまま Wi-Fi の設定を放置していたスマートスピーカーを自分の仕事部屋にセットアップしました。自室ではすでに使っていたのですが、仕事部屋ではタイマーやニュース聴取、スケジュール確認、電話番号調べなどに活用しており、これによって非常に仕事の効率が上がったと感じています。自室で使うよりもはるかにビジネスとの相性が良いと再認識しました。

またこの原稿もそうなのですが、音声認識によって口述筆記をし後から手直しをするという方法で書く、そんなことも今回をきっかけに始めてみました。こちらもかなり生産性があがったという実感があります。

Slack やZoomなど、そういった名前は聞いたことはあるけれども使ったことがない、というツールがある方は、これを機に始めてみるというのも良いチャンスだと思います。

キャッシュレス化を進める

もしまだクレジットカードを持っているけどあまり使ってない、というくらいのキャッシュレスレベルの方でしたら、キャッシュレスに対応する体制を整えてみるのはどうでしょうか。支出のコントロールが不安で現金から離れられていなかった方はクレジットカードの明細をチェックできるアプリをスマホに入れたり、「財布レス」の利便性を実感するためにスマートウォッチに電子マネーの設定をしたり。紙幣や硬貨も、間接的な接触感染を媒介する可能性はあると思います。紙幣を数えるのに、指を唾液で濡らしてから数える人が今でもいるようですが、これは数える人も、そうして数えたお金受取る人にも、新型コロナウイルスに限らず感染のリスクを高めるものといえるでしょう。海外では現金を扱う仕事にゴム手袋を着用させて感染防止を図っているところもあるとか。この状況の中、店頭でがんばっている店員さんのためにも。彼ら彼女らも、現金の取り扱いがすくなくなり、レジ締めが早く終われば早く帰れると思うし、なにより日々不特定多数の人と接するなかでの感染リスク低減に寄与することでしょう。

世界に先駆けてモバイルマネーが普及したケニアでは、今回のウイルス問題を一層のキャッシュレス化推進の契機にしようと、大統領が呼びかけたといいます。日本でもこれを機会に一層キャッシュレス化することが、感染症予防という面からも、またキャッシュレスによる社会の効率化を推進するという意味でも有益なことではないでしょうか。

一日一回は笑う

最後に、一番大事だと昨今痛感することを。どうしても緊張を強いられるニュースが続き、様々な不安や心配事が多くの人を覆っていると思います。そのような時だからこそ、笑うことを意識的に日常に取り入れたい。それでなくても、外出の自由がなくなることで、アルコール中毒やDVが増えるという話もあります。そういった問題の緩和のためにも。

例えば、笑える映画を見るのもよいでしょう。最近のものより、古典的な、たとえばチャップリン映画などの方が現実から離れられていいかもしれません。同様に古典落語を聞く、といったことでもいいかもしれません。笑うことがどれだけストレスを緩和し気持ちを緩めてくれるかということを、このところの生活で多くの人が感じているのではないかと思います。

一方で、こういったご時世に笑うようなことは不謹慎である、という考え方を持つ人も少なからずいると思います。ですが、不謹慎であるということで全ての笑いを遠ざけてしまうのではなく、多少なりとも笑いのための要素、遊びの気持ちというのを大目に見るように意識してもらい、自分からは笑いを提供できないとしても、そういった気持ちを持つ人を許容し、出来れば自分もそこで一緒に(無理にでも)笑ってみることも、いつ終わるともしれないこういった時期を過ごしていくためには、とても大切なことではないでしょうか 。

冒頭の写真は、バルセロナの街でみかけたダジャレ店名。くだらないですよね、いいじゃないですか、こんなことでも、ちょっと笑ってみませんか、無理にでも。


以上とりとめもない10+1項目でしたが、こんな時だからこそ出来ることというのは他にもあると思います。なにか一つでもピンとくる項目があるなら、何よりです。

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