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快進撃のスマホブランドOPPOとVIVO、しかし創業者の知名度はなぜか“低調”のワケ

中国スマホ販売データ(CINNO Research)によると、2019年上半期の国内スマホ販売台数は1億8860万台、前年同期比6.0%減だった。メーカー別シェアは

ファーウエイ…34.3%
OPPO…18.6%
VIVO…18.5%
小米(シャオミ)…12.3%
アップル…8.6%

となっている。2位3位のOPPOとVIVOは、小米とアップルを上回る。OPPOは2018年に日本市場へ進出以来、徐々に知名度を上げている。VIVOはマニアックな人しかしらないだろう。しかし、この事情は、中国でもある意味、大差ないのである。

中国のネットメディアに、華為(ファーウエイ)は任正非、小米(シャオミ)は雷軍、ならばOPPO VIVOの創業者は誰?という記事が出た。中国では、OPPO VIVOの製品は幅広く知られているが、創業者や会社のイメージは、中国人にとってもあまりクリアではないのである。記事は2人の創業者を簡潔に紹介している。

OPPO…陳明永、1992年、浙江大学情報電子工程卒業。歩歩高に入社、名門大学の優秀な卒業生らしい光彩を放ち、在職8年で、上級管理職に出世していた。2001年、新ブランドOPPOを創設する。

VIVO…瀋煒、学歴は記されていない。陳明水と同時に歩歩高に入社、1999年、分社化による、通信業務の責任者となり、2010年、スマホに進出する。

いずれもあっさりした記述しかない。2人のボスは、歩歩高の創業者、段永平である。彼については、

段永平…1982年、浙江大学無線電系を卒業し、北京電子管工場に“分配”された。その後、中国人民大学で計量経済学の修士号を取得、1995年に広東省東莞市で電子製品製造販売の歩歩高を創業した。現在、「歩歩高」「小覇王」の2ブランドが知られている。

と多少詳しい。最近ではOPPO VIVOの成功によって、投資家として評価されている。しかし、先の記事では、3人そろって知名度は“低調”との表現だ。ただし、彼らの製品は素晴らしい。性能、スタイルとも受け入れられている、それで十分ではないか、と結んでいる。確かにそのとおりである。OPPO VIVOの創業者は、社内起業家だった。カリスマが前面に出ない中国初の世界企業かも知れない。その分、ブランドを磨くことに賭けている。アリババ、ジャック・マー会長の引退と、目立たない創業者の台頭、中国の創業者たちも新しいステージへ変わりつつある。

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中島嘉一(プラスチャイナ CEO / 36Kr Jap...

プラスチャイナ株式会社CEO / 中国スタートアップ専門メディア 36Kr Japan 顧問 / 23歳から10年中国滞在 / 上海で起業 / 日経COMEMO KOL / NewsPicks注目ピッカー

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