みなさんスニーカーは何足持ってますか？ 

最近中国では「何足靴を持っているの？」はどのくらいビットコイン持ってるのか、銀行預金がいくらなのか、と同じように富の象徴となっています。

そして、ここ2年間でスニーカー市場はビットコインばりの金融プラットフォームになろうとしています。

最近のスニーカー取引APPの例だと、「Air Jordan 1 Retro High Satin Black Toe」の赤いスニーカーが最初1299元~で売られてましたが、その後取引価格がどんどん上昇。4日で1.2万元に達しました、約9倍です！

そう、このところ中国では「一般人のスニーカー投資はプロが株式運用するよりも手堅く稼ぐことが可能」と言われています。

こうしたスニーカー価格のボラティリティに、すかさず投資家たちが注目。スニーカー投資できるプラットフォームが次々現れています。

■世界的なスニーカーバブル

ここ2,3年で、アメリカを中心にスニーカー投資は世界中で加速しています。日本はどうですか？

ラスベガスのホームレスが億万長者になったことも話題になりましたね。

今年7月のサザビーズオークションでは、1972年のナイキの靴が約300万元で落札され、シューズオークションの世界記録を塗り替えました。

米国の市場調査会社であるGrand View Researchが発表した最近のレポートによると、世界のスポーツシューズおよびスニーカーマーケットの規模は2025年に950億米ドルを超えると予想されています。

そしてもちろん中国が成長を牽引しています。メーカーも恩恵を受けている。中国のスポーツブランド「安踏体育」（アンタスポーツ）の株価は8月22日に最高値を記録、時価総額は1677億香港ドルに達したとのこと。

■スニーカー投資関連ビジネスの発展

注目が集まりユーザーが増えれば、関連するビジネスが次々生まれますね。たくさんのインターネット起業家が参入してさまざまなビジネスが行われています。

ネットスニーカーコミュニティがたくさん出来上がったり、再販プラットフォームアプリが次々と流行ります。

「Growth Black Box」のデータ分析によると、国内外の3つのプラットフォームの成長が凄いことがわかります。3つとは アメリカの「StockX」と中国の「毒APP」「NiceAPP」です。

StockXはアメリカのプラットフォームで2015年から開始。今も安定して成長していて、月間GMV（総流通総額）は1か月あたり7億5000万元。それに対して中国の「毒APP」の月間GMVは25億元、「NiceAPP」は15億元。桁違いの速度で急成長しています。

毒APPは以前にnoteで紹介しましたね。

■電子取引が成長を牽引

現在、毒APPやNiceAPPなどの多くの靴取引所は電子取引、タイムチャート、保留取引、K-lineおよびその他の専門的な金融投機サービスの提供を開始しています。 

↑アプリの画面、ビットコインの取引アプリみたいだよね。

これにより、スニーカー市場への資金の流入が加速するし、広告が次々と掲載されてマーケットが成熟していきます。もはやスニーカーは履くものでなく投機するものになってきてます、最近の価格のクレイジーな動きも投機筋によるところが大きい。

■投資家も注目

機関投資家もこの動きは見逃しません。米国の靴プラットフォームStockXが2019年6月に10億ドル以上の評価額でCラウンド、1億1000万ドルの資金調達を完了しました。

そして中国では、2019年4月にスニーカープラットフォーム「毒APP」が、評価額10億米ドル、1億米ドルの資金調達を完了しました。 

また2019年6月、中国で2番目に大きいスニーカープラットフォームの「NiceAPP」も、Dラウンドで数千万ドルの資金調達を完了し評価額も6億ドル近くに達します。

ちょっと桁が大きすぎてよくわからなくなってきました、そしてこの分野についてはまだまだ書けそうですが、今日は一旦この辺りで。とにかく人気のスニーカーに投資しましょう！

Bitcoinは中国で急上昇してから2年後に日本で急上昇しました。今回も同じ流れになるのでは？スニーカー億り人が大量発生しますよ、僕もこれで人生あがります！
(くれぐれも投資は自己責任でお願いしますよ)

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（参考資料）