日米金利差「3%」はトリガーなのか

記事中、コメントしております。

本件に関する私の認識は以下の通りです:

・確かに、変動相場制移行後、日米10年金利差が「3%」を突破している局面ではドル/円相場が堅調だったという事実はあります。ゆえに、3%を明確に突破してくるに伴いドル/円相場の浮揚を見通す胸中は分からなくはありません。

・しかし、金利差拡大を円安見通しにリンクさせる際に、気にかけるべき注意点もいくつかあります。それは主に以下の3点です:

①米金利上昇に米株式市場(≒経済)が耐えられるとは限らないこと

②米金利上昇が持続的とは限らないこと

③理論的には金利差拡大は後の円高・ドル安要因であること

金利差拡大をテコにした円安見通しの一番不味いところは私は①だと思っています。事実、2月以降、株式市場は金利上昇に動揺し始めています。今後もそのような場面は見られるはずです。また、理論的には(金利平価的には)③だという事実も重要であり、05~07年の円キャリー取引が結果として凄惨な結末を迎えたことも念頭に置くべきだとは思います。

もちろん、これは時間軸の問題でもあり「金利差が金利平価的に円高に働く前に自分は巧く逃げられる」という自信があるのならばキャリー取引も大いに結構だとは思いますが・・・

https://www.google.co.jp/amp/s/jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKCN1HC10V

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