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誰かに否定される恐怖を克服するために、たくさん拒絶されることを目指す

他者に拒絶されることは、悪いことばかりでないです。逃げずに立ち向かうことで、物事の見方が前向きになったり、実際に道が切り開かれていきます。

誰かに拒絶されるのを恐れ、挑戦もせず、何も言わずに生きるのは、最初から、自分で自分を否定しているのと同じことなのかもしれません。

「恐れを克服すること」を専門にしているジャさんは、身体が慣れてしまえば、拒絶される可能性に直面しても、恐れを感じなくなると説明しています。

ジャさんは、普通に考えると簡単に断られるお願いを、見ず知らずの人に頼むという挑戦を、1日1回、100日間、実施しました。

例えば、

・ファストフード店でハンバーガーを食べ終わり、無料のお代わりを頼む
・見知らぬ人の家のドアをノックして、庭でサッカーをしたいと頼む
・初対面の人に、お金を貸して欲しいと頼む

といった依頼です。

さんざん拒絶されましたが、興味深いのは、思ったよりもはるかに多く、無理なお願いに応えてくれた人がいたり、応えようと努力してくれた人がいたことです。きちんと理由を説明をして、相手の立場に立って会話を進めると、多くの人は自分に向き合ってくれるのです。

拒絶されることを、ただただ求めた挑戦は、多くの気付きを与え、終了しました。

相手のためにもなるので、遠慮しない

ジャさんの話はとても面白いので、自分でも挑戦してみようと思う人はいるはずです。

ただし、自分を鍛えるためだけに誰かに無理なお願いをして、大きな迷惑をかけることは避けるべきなので、節度のある取り組みを心がけたいです。

それでも、「求められ、それに応える努力をし、感謝される」一連のやり取りは、社会的なつながりを端的に表しているので、コロナ禍で人と人とのつながりが希薄化している中では、依頼される方としてもマイナスだけではなないはずです。

自分自身で、無理なお願いをされた状況を想像してみると、笑っちゃうだろうなと思いました。最近は、行動範囲が狭くなり、刺激が少なくなっている毎日なので、突拍子もないことを依頼されたら良いインプットになりそうです。

挑戦は、自分をそして社会を潤す

世界知的所有権機関は、各国の技術革新の能力を示す2020年版の指数を発表し、日本は16位と前年から1つ順位を落としました。

現時点で日本における技術力が、世界を相対的にみて、足りていないとは到底思えません。足りていないのは革新につながる挑戦です。挑戦は、常に失敗を伴い、一朝一夕で革新は起こせません。

人に否定され、拒絶されながら失敗を繰り返したとしても、諦めずに前進を続ける精神性が求められます。

自分が欲するところに正直になり、拒絶や失敗の恐怖を克服して、前進できる人が増えると良いですよね。

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