こんにちは、おっさん文化

2018年6月26日 20:20

Newspicksが弊紙に出稿した広告 + 編集長の佐々木さんのそれに対する補足が、賛否両論で話題を生んでおります（僕の周りだけかもしれませんが、少なくとも周囲では話題です）。

弊紙にこちらを出稿した思いが上記に語られており、様々な人がそれぞれの立場で多くの受け止め方をされています。

ちなみに、COMEMOチームでもこちらの広告には衝撃を受けてフロアに掲示させて頂きました。

※ここからはあくまで僕個人の意見なので、社内代表の意見でも社内のメンバーがこういう意見を持っているわけでもありません。

おっさんの再発見

ぼくはデジタル広告の会社から弊社に転職し、それまで若者が大半だった環境から、おっさん(=中年男性という意味で)が大半の環境に身を移しました。

もちろん、街とかでは見かけることがあっても、たくさんのおっさんと一緒に仕事をすることは初でした。

最初は怖いイメージや硬いイメージがあったおっさんですが、それは杞憂で、実際は非常に柔らかく、こう言うと失礼かもですがフレンドリーで、学ぶこともあり、教えることもありというような関係になれたと思っております。（柔らかいおじさんは、今回の広告のいう「おっさん」ではないかもしれませんが）

佐々木さんのnewspicksでの投稿へのコメントでも多くありますが、おっさんと若者が対立するものでなく、

たまに理解できずに口論になることはあっても、基本は共存・共生している様子

が社内にはあり、同じく中途で入った若者や、新卒の若者も、そうしておっさんたちと交わっています。

こんにちは、おっさん文化

むしろ、最近は若者文化におっさん文化が21世紀ナイズされて溶け込み始めてるのが社会現象のようにも思えます。

ぼくの趣味でもありつつ、ぼくの周りでもこういう若者が増えています。若者はとりあえず20代という意味です。

・友達とみんなで競馬を見に行く

・特に若い女性を中心にプロレスの復権

・広島カープを中心に若い男女が野球を応援する

・サウナや銭湯ブーム

・新宿ゴールデン街・立石などいわゆるおじさんっぽい居酒屋街に若者がはびこる(センベロや横丁ブーム)

上記のような現象は他の若い方の間でもどれかは実感されているものはあると思います。

逆におっさんが若者文化に入り込んでいるケースもあり、あらゆるところで溶け合い始めているのではないか？と思います。

※新人から50歳オーバーのベテランまで所属する弊社の銭湯/サウナ好きの集いは63名ものメンバーが所属

煽り、煽られ、溶け込まれ

今回の広告は、いわゆる旧態依然とした既得権益の蜜をすっている悪い中年男性や、年齢性別関係なく成りかけているひとへの煽りであり警告であったと理解しています。

おっさんを若者が煽ることは重要です。(おっさんが若者を煽ると炎上リスクがありますが・・・)

おっさん文化に若者が入り込むことが多くなったことで、おっさんは居場所をなくしたと思って出ていくケースもあれば、若者ナイズされたその文化を受け入れることもあります。

どちらも煽りを受けた変化

と言えます。最近のサウナブームやプロレスブームはこの構図が出来てきていると感じています。ぼくもどこからおっさんになるか、すでにおっさんの趣味しかないのでおっさんなのか、わからないですが、今回の広告とその反響をみて、改めて世代を超えて交わる重要性を感じました。