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中国の東南アジアへの投資はどんどん盛んに。頑張りたい方は早く行こう

中国が進めてる一帯一路により、アジアの国々と中国との関係性は前よりずっと密接になってきています。それによる国や政治的問題などの難しい話はメディアの方々に任せるとして、ビジネスの話をしたいと思います。

こちらでもビジネスするうえでチャンスはいっぱいあるよねってのは様々なメディアに取り上げられていて、人気の投稿も良く上がってます。例えば中華スマホが市場を席巻してるってことは前にも取り上げました。

■東南アジアは急速に成長しており、12社以上のユニコーン企業が誕生しています

急速に発展してることは知ってるしGrabはすごく成功してることは知ってましたが、それ以外にもユニコーン企業がこんなに生まれてることは知らなかったです。

特に6か国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の発展はすごい、10億ドル以上の評価を持つ12社以上のユニコーン企業は全部ここから生まれています。

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2018年末の時点で東南アジアのユニコーン企業の資金調達総額は160億ドル超え。(まあ中でもGrabは100億ドル以上の価値を持つ10角獣でちょっと別格ですが)

この中で特に注目されているのはLazada。Lazadaは東南アジアで急速に成長しているeコマースプラットフォームで2012年に開始。2016年には実質アリババに買収されてます。今年の8月の時点で、年間アクティブユーザーが5,000万人を超え、3四半期連続で注文が100%以上増加してる。

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Eコマースといえば中国でも金のなる木でたくさんのプレイヤーがいるし、それを使ってビジネスしてる人が山ほどいますから注目されるのもわかりますね。当然他の中国VCたちも黙っているわけがなく、テンセントが出資しているShopeeも爆速で成長中

■今後の東南アジアの可能性

東南アジアには11か国があり、総人口は約6億5000万人で中国の人口の約半分に相当。 そしてなんと言っても若い!20-45の年齢層の人々は総人口の45%以上を占め、なかでも87%はインドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポールの6か国に分布。 

東南アジアのメガシティ—一極集中の進行と近郊への拡大—

さらに、2019年6月時点で東南アジアのインターネット普及率は60%を超えている。ヨーロッパと北米での80-90%の間に大きなギャップがまだありますが、アフリカや南アジアなどのインフラの悪い国よりもかなり高いです、そしてまだ40%も伸びしろがあるともいえます。

さらに、「Nielsen Market Research」をはじめ、さまざまな研究機関が発表した報告によると、最近の世界的な景気低迷と貿易の緊張にもかかわらず、東南アジアの強い国内需要とインフラ開発の勢いは全く落ちていないとのこと。

■中国からの投資規模

研究所が発表した「東南アジア科学技術ベンチャーキャピタル開発レポート」によれば2016年以降、東南アジアのテクノロジー企業への最大の投資源はもちろん中国資本で、その規模は全投資額の半分以上とのことです。

過去3年間を見ても、年々増加していることがわかります。

2016年の投資件数は19件で、総投資額は19億5,400万米ドル、平均投資額は1億300万米ドル。
2017年の投資件数は34件で、総投資額は3,904億米ドル、平均投資額は1億1500万米ドル。
2018年の投資件数は62件で、総投資額は57億4300万米ドル、平均投資額は9,300万米ドル。

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■ここでもアリババVSテンセント

投資企業の分布は「オンライン旅行」「オンラインメディア」「eコマース」「シェアライド」。これらの産業がベンチャーキャピタルから注目されているとのこと。

そしてここでもアリババとテンセントが東南アジアへの投資を巡って競争を繰り広げています。

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アリババはeコマースのビジネスレイアウトを計画しています。彼らは東南アジアの電子商取引の推進者であり、東南アジアの電子商取引の巨人である「Lazada」と「tokopedia」に60億ドル以上を投資しています。また、電子決済のAlipayの海外での普及を考慮し、いくつかの金融テクノロジー企業にも投資している。

一方テンセントの東南アジアへの投資も先行するアリババをかなり意識したもの。アリババの得意なeコマース市場では「Shopee」に投資している他、投資4ラウンド目はでは東南アジアのライドサービスの大手「Go-Jek」への投資で合計10億ドルを超えました。更にフィリピンの電子決済会社「Voyager」を買収。これはアリババが買収した電子決済ブランド「Mynt」に対抗するもの。

■今後期待の4つの産業、課題もあります

インターネット産業が世界一発達してる中国ですでに成功したものをなぞる戦略はここでも有効ですね。なんと言っても投資する彼ら自身がそれらをやってたので知見と経験があるところが強みです。

「オンライン旅行」「オンラインメディア」「eコマース」「ライドサービス」などのすでに日本以上に発達した分野に加え「人工知能」「金融技術」「医療健康」「ブロックチェーン」は、今後東南アジアで注目される4つの分野と言われています。
(なんかこのペースだと近い将来に日本は東南アジアの国々にも追い越されそうって感じちゃうのは僕だけですか)

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ただ中国のやり方が直ぐにうまくいくとは限らない。東南アジアに比べ中国企業はスピード感が違うし、例えば価格戦争で敵を打ち負かすなどはあまり経験が無い。中国でよく表現される「1000人を殺すためには、800人の犠牲はやむなし」的な思想はまだ多くの東南アジア人には理解されていない。

また、伸びてるとはいえまだテクノロジーや人材のスキルに差があることは事実。実際、進出する多くの企業が依然として技術研究開発チームを中国に置いている。技術チームに加え、ローカライズされたオペレーションができること、マーケティングの経験を持つ地元の人材を見つけることも簡単ではないとのこと。

日本でもタイやベトナムを中心に東南アジアへの投資や進出する企業は増えていますよね。今後(すでに?)中国企業との競争は避けられないと思います。「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」ですよ、それは私のtwitterとnoteをフォローするだけで解決します!

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(参考資料)

https://www.toutiao.com/a6711128385109623307/


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