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「気づき」からの「気づき」:ドイツから

今年を締めくくるにあたり雑感を残しておきたいと思います。しばらくお付き合いください。10月から寄稿をスタートしました。日経新聞社がプロデュースするメディアCOMEMOで書かせていただくということは、筆者のような在野の人間でかつ日本での活動歴が乏しい者にとっては本当に嬉しいことで、いまだに信じられません。

ドイツの現場で感じた「気づき」をシェアしてきましたが、今のところこれといった反応もなく、本当にこのような内容でいいのかなと感じています。(批判、賛意、叱咤激励などコメントは随時大歓迎です)

過去にシェアした「気づき」では、特にブックフェアに関するものは、日本の中小企業に向けた提案でもありました。海外進出を目指す企業の担当者の方には今一度読んでいただきたく思います。

マンガ講座ビジネスに関しての「気づき」も同業者や関係者の方と意見交換をしてみたいテーマのひとつです。日本のマンガ家やイラストレーターの方にドイツで活躍してもらいたいなという思いで取り上げてみました。

よく、イベントに出展して露出頻度を高めましょうという人がいますが、大きなイベントだけでは不十分だと感じます。年に一度開催されるイベントに年に一度参加するよりは、ドイツという国に限定しつつもより小さなイベントに注目し、年間を通じて継続的に参加することが必要なのではと感じています。ドイツでは小さなイベントが増えてます。

ちなみにタイトル写真は、上記の記事で紹介したフライブルクのイベント「アニメ・フェスティバル・フライブルク」で撮影されたものです。子供の時から日本のアニメやマンガのファンに慣れ親しんだ彼ら彼女たちは今後どういった成長を遂げるのか非常に気になるところです。

2019年はどんな年?

今のところ、ベルリン地区で開催される大型イベントに協力する方向で各種調整を進めています。日本のポップカルチャーを通して、日本とドイツの交流を深めるためには、どうすればよいのか。「Think global, act local」という言葉がありますが、筆者の場合、日本や海外の事例に注目しつつ、ドイツというローカルな場所で活動しており、なかなかにこの言葉を体現できているのではと感じるときがあります。といっても目に見えるような結果は伴わず、道半ばといったところです。そして2019年も試行錯誤が続きそうな予感がします。

よろしければ引き続き当連載をお読みいただければと思います。ご意見ご感想大歓迎です。

以上お付き合いありがとうございました。2019年もよろしくお願いします。

(タイトル写真:Nico Alexander; https://www.instagram.com/kwiesatz/)

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