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内定辞退、電話か対面か?それ問題?

 以下の記事、とても多くのこと考えさせられます。 

内定辞退を伝える方法として、若手社員は電話が85%、メールが24%、直接会って対面で伝えた人はわずか7%だった。

と、多くの学生が電話で、内定辞退をしているが、企業は対面での連絡を求めている企業も多いと、学生と企業のコミュニケーション・チャネルの違いを説明しています。

 そして、さらに面白いのは、

電話で内定辞退をしたという就活生(22)は、「電話はふだん使わないので緊張したが、礼儀だと思い伝えた」と話す。

という内容である。いや、それ私たち社会人もそうですよね。最近は、社内でも電話よりもメールが多くないのでしょうか?このように、コミュニケーション手法は時代とともに変わるのです。なのに、企業の採用担当者からは、

「電話では学生の本音が聞きにくい。まずは会って表情を見ながら話したい」とあるメーカーの人事担当者はいう。

との意見も出ています。もちろん、直接会う方が良いのはわかりますが、時代とともにコミュニケーションの方法が変わることは、企業の人事担当も理解しているはずで、むしろ就活生のコミュニケーション手法を理解して、そのトレーニングが企業の方も必要なのではないでしょうか?

 つまり、電話でも、対面でも就活生とスムーズにコミュニケーションできる方法を、企業側も学んでおく必要があるのです。

時差がない国、日本。だから?

 実は、この電話か対面かというコミュニケーションの問題、日本の特徴も背景にあるのでしょう。学生と直接会いやすい、国土の広さ。そして、時差がない環境です。

 これが、時差のある環境では、おそらくメールでコミュニケーションすることが多くなるでしょう。さらに、移動に時間がかかるのであれば、電話でのコミュニケーションが多く使われるのではないでしょうか?

 日本は、時差もなく、移動もできやすいから、このような対面の採用活動がおおくなります。しかし、グローバルに考えると、標準的ではないかもしれません。

 この記事、実は日本の採用活用の、日本固有も問題の発見のつながる良い記事です。なぜ、4月一括採用なのか。なぜ、常に面接が会社訪問型で行われるのか?なぜ、採用試験に筆記試験などがあるのか?いまだに、履歴書に学歴を書いて提出する理由は?などなど、日本の採用活用が、ここに来て、多くの問題を含んでいるかもしれません。

  採用活動とは、そもそも何か?そして採用時に見極めないといけない項目は何か?すこし、落ち着いて日本企業の採用について考えても良いのかもしれませんね。

#COMEMO #NIKKEI

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