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【ご意見募集】未来のライフスタイルを変えるモノを、私ならばこうつくる

現在、日経本紙との連動企画として、この話題に対してご意見を募集しています。いただいたご意見は6月に日経本紙でご紹介させていただく場合があります。このページの下部にあるコメント欄にぜひみなさまのご意見をお寄せください。

ぐんぐんと加速度を増す時代速度のなか、ちょっと先の「未来」の暮らし、学び、ビジネスにおける「ライフスタイル」がどうなっていればいいのだろうか ─ 「未来のライフスタイルを変えるモノを、私ならばこうつくる」というお考え、ご意見をお寄せください。

平成は「適合不全」の時代だった。
「失われた30年」といわれるが、なにが失われたのか、主語がわからない。とてつもなく大きく技術は進み、ライフスタイル、ビジネススタイル、ソーシャルスタイルを変え、「日経就職企業人気ランキング」にランクインする企業は30年前と現在で大きく様変わりした。新しく生まれ、お客さまに支持・選択された企業がランクインし、老舗といわれる企業が消える。新陳代謝は世の常だが、平成時代になにがおこっているのか。

変えることと、変えてはいけないこと。
「大企業」といわれる会社のトップ3人とのパネルディスカッションのモデレーターをつとめた。企業変革に向けた取り組みの討論のあと、「企業として変えてはいけないことと、変えなくてはいけないこと」を挙げて欲しいといったら、ある大企業トップの一人の答えに600名の経営者が集まった会場は静まった。

「変えてはいけないことはない。変えてはいけないことはいくらかはあるかもしれないが、それ以上に変えなければいけないことが多い。会社のあり方そのものを変えなければならない」 ─ と逆説的ではあるが、これが日本企業の実態。

「伝統的」な会社、トップは変わらなかった。
未来を決断できず、次々と「先延ばし」しつづけた。よって会社時間はとまる。そりゃ、世界におくれる、そりゃ、適合不全はおこる。そもそも適合不全になっていることすら気づかない。トップは「イノベーションだ、変革だ」と口ではいうが、社員はみんな知っている。「トップが本気ではないこと、前のめりにこれまでとはちがうこと、新しいことをやったら、とんでもないことになること」を知っている。だから会社は変わらない。新しい企業はこだわる「過去」「先入観」がないから、お客さまの実態・本質を理解して、支持され熱狂されるモノ、コト、サービスを次々とうみだせる。

「高級食パン」に人気が集まる。
そもそも食パンとはこんなものと思っていたところに、いままでなかった美味しい「高級生食パン」があらわれた。聞いたこともないような「パン屋」さんに大行列ができて、あっという間に売り切れ、その店が全国に広がる。そのスピードはとてつもなく早い。「こんなパンを待っていた」というが、考えてみたらそれまでにあってもおかしくなかった食パン。大手といわれる「伝統的」な会社はその当たり前のことをしなかったから、「下剋上」がおこる、これも「適合不全」からあらわれてくるもの。

これからどうなるのか?
と仕事柄よく訊かれるが、予言者ではないので未来のことは判らないが、未来の兆しは現在にあらわれることが多い。それは小さかったり、カタチは不格好だったり不十分だったり、予想もしない場所で生まれ、人々の心をとらえ、最初は小さいが一気に広がる。このように未来の多くは「現在」に埋めこまれているが、大半の人は「現在」を軽視するから、未来が見えない。

世の中には「未来の夢を見る人」と「過去にこだわる人」に分かれがちで、そのまんなかの「現在」を直視する人が少ない。平成はあと5日でおわり、令和となる。令和をどういう時代とするのか ─ 「未来のライフスタイルを変えるモノを、私ならばこうつくる」の意見をお寄せください。

なお、本企画は日経新聞本紙との連動企画のため、いただいたご意見は6月の日経新聞にてご紹介させていただく場合があります。また、さらなる連動企画として、日経COMEMO主催にて「僕たちの未来を変えるプロダクトとは? ~役立つだけじゃ売れない時代のモノづくりについて考える~」と題したイベントを5/17に開催します。人を幸せにするロボット「LOVOT」の開発者であるGROOVE X代表 林要さんをお招きし、一過性の消費で終わらない、暮らしをデザインするモノづくりについて議論します。

詳細・お申込みは↓からどうぞ


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