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ポスト・コロナ時代の”三種の神器”の一つを求めて。

つねづね、「イノベーションが起きるというのは景色が変わること」だと思っているわけだが、新型コロナウイルスによって、街の風景が見事にガラッと変わり、マスク着用が当たり前の世界(特にアジア圏の都市)になったのは、ひとつのイノベーションが起きたとも言える。

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自分自身は花粉症重症患者なので、マスクは生き延びていくためには必要不可欠なサバイバル・アイテムなのだが、大気汚染対策や防寒対策としてもマスクは使えるし、女性だとメイクの煩わしさをカットしてくれる変装アイテムでもあるのでマスクの着用シーンは増えていく一方だ。

更には、K-POPアーティストらがファッションアイテムとしてもマスクを取り入れたことで、若者もよりカジュアルに着用するようになったことも大きい。

くわえて、国内外ではファッション性の高い高級マスクも増えてきている。中には1万円を超えるものもある。いわゆるマスクのスタートアップ・ブランドも台頭してきており、実際にいくつか買って試してみたが、品質もさることながらマスクの色やカタチ、素材などのバリエーションが増えるのはファッションアイテムとしても楽しめるものだ。

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Airinum(スウェーデン)
MEO(ニュージランド)
記事「羽生結弦の愛用マスク、1万円超えでも納得の高性能 洗って100回」

そして、21世紀におけるマスクの重要な役割として、忘れてならないのが「アイデンティティ管理としてのギア」であるということだ。

香港のデモでお馴染みのように若者たちがつけたマスクは、行政府の「顔認証」をはじめとする監視管理から逃れるためのセキュリティ・ギアでもあり、香港を解放するための象徴の一つにもなっている。

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※引用=ニューズウィーク記事より

これは何も香港に限ったことではない。デジタル・アイデンティティが問われるデジタル中心の世界において我々は意識的にならざる負えない。

ちなみに、下記はポーランド発の顔認証システムを無効化するためのカモフラージュ・マスク。これもマスクの一つと考えてもいい。どんどんと多様化が進んでいく。

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今後、ウイルスとの戦いや地球環境の汚染が進めば、”第二の呼吸器官”として、マスク着用が義務化されることがあっても不思議ではない。デジタル世界が進めば進むほど、デジタル・アイデンティティの保護や管理が必要とされるだろう。もはやマスクは感染予防機能を越えて、人類が生き延びていくためのギアとしてある。令和時代の”三種の神器”を挙げるとしたら、「マスク」が入ってくる日も遠くないかもしれない。マスクの進化から目が離せない。

というわけで、薬局にもスーパーにもマスクが欲しくても買えないので、マスクに募る想いを書きなぐってみました。はやく、マスクが必要な人のもとに行き渡ってくれますように。

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&Co.代表取締役。国内最大規模の働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」代表。鎌倉のコレクティブオフィス「北条SANCI」支配人。著書に「これからの僕らの働き方 」(早川書房)、「自己紹介2.0」(KADOKAWA)。法政大学キャリアデザイン学部兼任講師。

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