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仕事の心がけ:良い仕事は良い睡眠から

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

「仕事の心がけとは」と問われれば、効率的に仕事を進めるためのTipsや仕事道具などが挙がることが多いと思います。これから仕事の効率に好影響があるものの、もっと根本的に重要なものがあるでしょう。

それは、睡眠です。

どんなに頑張って仕事をしたとしても、睡眠不足では頭も回らずミスを連発してしまいます。若いうちは大丈夫!と思っていても、実は研究では異なる事実が明らかになっています。株式会社こどもみらい・東京医科大学・慶應義塾大学からなる共同研究チームは、「若い方(33歳以下)は睡眠不足に非常に弱く、睡眠時間が減るほど生産性も低下する一方で、必要睡眠時間が減少するとされる高年齢世代のたとえば51歳以上では、睡眠時間が7時間を下回っても、特に生産性は影響を受けませんでした。」と報告しています。

私自身は昔からロングスリーパーの自覚があり、睡眠時間がある基準を下回るととたんにパフォーマンスが低下することがわかっています。一般的にも睡眠時間と生産性には関係があると言われており、昨今話題の健康経営における重要課題となっています。

日経電子版の以下記事より

日本の睡眠不足が国力をむしばんでいる。社員の睡眠時間の多寡で、企業の利益率に2ポイントの差が生じるという研究結果が出た。睡眠時間が米欧中など主要国平均より1時間近く短いことや、睡眠の「質」の低さがパワハラやミスの温床との指摘もある。睡眠不足を個人の問題と捉えず、欧米のように社会全体の課題として解決する必要がある。

日経電子版

コロナ禍において、日本人の睡眠時間が初めて増えたそうです。おそらく通勤時間が減少したことが原因でしょうが、今後は働き方も元に戻っていく会社が多いでしょうから一時的なものに留まりそうです。

経済協力開発機構(OECD)の21年調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分と加盟国30カ国で最も短い。加盟国平均の8時間24分より1時間ほど短い。睡眠時間の増加が今後も続けば生産性の改善につながる可能性もあるが、慶応義塾大学の大久保敏弘教授は「コロナ下で通勤時間と労働時間が減少して一時的に睡眠時間が長くなった可能性が高い」と指摘する。

日経電子版

最近では「スリープテック」と呼ばれる、睡眠の質を高めるための技術や製品が注目を集めています。私の周りでもApple WatchやFitbitなどで睡眠をモニターしている人をよく見かけます。デバイスだけでなく「ヤクルト1000」のような睡眠に効くと呼ばれる機能性食品も人気を博しています。

私はスマートウォッチがどうにも性に合わず(モバイル業界が長いのに!)、いろいろ試した結果「Oura Ring」という指輪型のデバイスを愛用しています。

これにより日々の睡眠やコンディション、アクティビティがトラッキングされ、運動不足や睡眠不足のアラートはもちろんのこと、長時間座りっぱなしになった場合に軽い運動を促したり、体温の上昇なども教えてくれます。ちなみに以前コロナに罹ったときは、朝起きたときの体温急上昇アラートにより早期に気づくことができました。

以前までは勘と経験に頼っていましたが、デバイスの力を借りてより定量的に判断できるようになりました。良い仕事を続けるためには、やはり良い睡眠が大事。そして、食事と筋トレですね。引き続きコンディションを整えて、ハイパフォーマンスを出していきたいものです。

※ 本記事は日本経済新聞とnoteで共同で募集している「仕事や働き方」に関するお題企画への寄稿です。


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タイトル画像提供:EKAKI / PIXTA(ピクスタ)

#仕事の心がけ #NIKKEI  #日経COMEMO

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