再生可能エネルギーを「主力電源」にするには何が必要か

ここのところ日経紙面でも再エネが潮流、主力電源にという記事が続いています。ではそうするために何が必要か。

日本で言えばまず、今の普及政策である全量固定価格買取制度(FIT)にあまりに欠落していた、コスト効果の視点を徹底することでしょう。その際には、再エネに対する補助という直接的コストだけでなく、再エネをうまく使いこなすための間接的コスト(送電線や蓄電技術等)も含めて国民負担の抑制を考えないと、その政策が持続可能ではなくなってしまいます。再エネのコストを考えるときに、ネットワークコストも考慮することが大事というのは海外の研究機関等でも言われていることです。

既に規制機関(OCCTO)が新たな運用の方向性を示していますが、既存の送電線をうまく活用しつつ、それでもダメなところは送電網を拡充することになるでしょうが、、プロジェクトごとに丁寧に判断していくことで、無駄な投資をできるだけ抑えることが必要でしょう。

同時に、蓄電技術のコストダウンを進めて普及につなげていくことも必要です。蓄電技術導入の進展具合を踏まえながら、送電線の投資判断をすることで、無駄な投資をしなくて済むようにせねばなりません。

いずれにしても、無駄な設備形成は抑えるという視点を徹底することで、国民負担を減らしていくことが必要で、今までその議論が足りなかったのではないかと思います。短い論考ですが、ご覧いただければ幸いです。

http://ieei.or.jp/2018/03/takeuchi180330/

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