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絶望的にデジタル化が進まない日本

そもそも「今日よりも明日、世界がもっと便利で豊かになっていく」という価値観の是非を問うべきかもしれません。

ただ、我々が働いているのは、単に日々の糧を得るためだけではなく、より良い社会への進化を目指して、各々が持ち場で頑張っていると認識をしています。

取り残された国、日本

そんな中で、自国の音楽販売のデータに衝撃を受けました。

世界全体でみると、CDなどのパッケージ販売は衰退し、ストリーミングなどの音楽配信の売上が、すでに過半を超えています。

【2017年】世界の音楽の売上高上位20ヶ国の売上動向

最大の音楽市場を有する米国の2017年における音楽販売は、「パッケージ15%、音楽配信75%」です。

日本は、2番目に大きな音楽市場ですが、様相は全く異なり「パッケージ72%、音楽配信21%」の構成比になります。

過去のデータを見てみると、2015年から年間1.5%づつパッケージ販売比率は減っていますが、亀の歩みのような変化です。

世界の音楽売上データ

変化できない国の問題

ストリーミング先進国では音楽市場は成長していますが、日本ではここ数年微増・微減を繰り返し、停滞を続けています。

世界の音楽市場の足を引っ張っているのは、日本の音楽業界だった

問題なのは、日本企業が、環境変化や新たなビジネスモデルについていけない結果、デジタル化によってもたらされる所有から利用への転換がもたらす価値を、消費者が享受できないでいることです。

ストリーミングサービスはサブスクリプション型ビジネスモデルです。サブスクモデルは、宿命として、ユーザの利用動向を把握しながら、より良いサービスへと進化を続けます。

この音楽市場の話は一例に過ぎず、日本では同様の状況が多くの業界で起きているのではないかと危機感を持っています。

日本は老いた国であると自覚して、意識的に保守性を排除し、より良い未来のために自己革新を行わなければならないと感じています。

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遠藤 直紀(ビービット 代表)

エクスペリエンス設計を支援するビービットの代表( https://www.bebit.co.jp/ ) 鳥取県米子市出身、横浜国立大学経営学部卒業。TED 貢献志向の仕事( https://www.youtube.com/watch?v=FUTi1At5B-o )

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