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どうも、日本人は自分の人生の時間を自分の意思で、自分のために使うことが苦手なようです。 ~ 一言切り抜きfrom日経#139


4月25日土曜日、日経朝刊「なやみのとびら」の人生相談コーナー、湯山玲子さんの回答より、一言切り抜き。

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湯山玲子さん、ご存知ですか?

僕が出会ったのは、18年位前。そのころ湯山さんは、女ひとり寿司と言って、男の聖域?と言われる寿司屋に一人乗り込んで、評価するという本を執筆され、その流れで自分でも握っていろんなところで寿司を出す、なんてことをされていた頃だった。

あとは、東京フィルハーモ二ー x テクノのジェフミルズのコンサートを実現されたり。(ちなみにこのチケットは完売していたのでネット上に出ていた25,000円のチケットを買って見に行った)

そういう自分の思うままに奔放に突き進んで、作ってらっしゃる方がこの切り抜きのセリフをおっしゃるから、説得力がある。

けれども本当にそう思う。

仕事だってそうだ。どこかの誰かが作ったレポートや、上司が作った数字の計画にのっとって、自らや自らの部署の計画を立てる。それはとても危険だと思う。ここ数年僕がいろいろなところで、自由にやるための方便と本音と両方で言ってきたのは

「誰かが作ろうとしている未来に乗っかるほど、危険なことはない」

そこに、自分たちの意思がないから。自分たちの未来を自分たちの責任で作ろうとしない限り、責任取れないし、危ない。

芸能人たちのツイートを国民がリツイートして国会での決定が覆る。それもその流れだろう。

そのときに僕が思い出すのは「千と千尋の神隠し」のラストシーンのここだ。

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湯婆婆は千に言う「この中からお前のお父さんとお母さんを見つけな。チャンスは一度だ。ぴたりと当てたらお前たちは自由だ」。

千は言う。「この中に、お父さんとお母さんはいません。」

これだと思うんですよね。誰かが出した選択肢。その中に、正解はないと言う勇気。

こういう未来が来ると有識者は言う。こういう未来を国としては描いています、と言う。中期経営計画はこうですと企業は言う。

その中に、自分たちの未来はない。

自分たちの未来は自分たちで描かなければ、自分たちの未来ではない。そして、責任取れない。

現在の日本に不足しているのは、資金でも資源でもイノベーションでも特許数でもなくて、「意思」。

未来は自分たちの現在の時間の使い方にあるから。湯山さんのこの一言を、今週はアップしました。

全文はこちら。


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