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アリババ医療・健康事業でもやはりトップランナー、テンセントや中国平安と激しい争い続く

中国は医療・健康スタートアップの動きが活発だ。今回紹介された「深至科技」はAIによる超音波診断支援を開発する。製品完成の暁には、IT巨頭に販売するのが手っ取り早い。巨頭たちも自らの医療・健康プラットフォームを強化するため、スタートアップの動きを凝視している。

テンセントは、2017年医療映像「騰訊覓影」で国家AIプロジェクトに選定された。今年2月には、新型肺炎防疫体制の司令塔・鐘南山氏のグループと提携で合意している。中国平安集団は、医療アプリ「平安好医生」でトップを走る。それではアリババは何をしているのだろうか。

アリババの医療・健康部門を担うのは「阿里健康信息技術有限公司」である。2014年、「中信二十一世紀」という会社に投資、それを同年中に「阿里健康」に改名した。クラウドコンピューティングの「アリババクラウド (阿里雲)」と協力し、医薬品のネット通販をスタートさせた。

現在では、ダブルH(Health and Happiness)戦略を推進し、ネット通販に加え、オンライン医療、スマート医療、消費医療のサービスを提供している。2019年上半期の売上は41億1700万元(約630億円)前年比119増%と2倍以上に増加した。株式時価総額は1680億元で、ライバル平安好医生は791億元、こちらも2倍以上である。

ネット通販では、アリババB2C通販フォーム「T-mall(天猫)」の医薬品販売を運営し、GMV(契約総額)は370億元(約5700億円)、ユーザー数は1億6000万に達する。2019年11月には、北京、上海、深圳、広州、杭州、武漢等10都市で、7×24時間、30分以内の“送薬サービス”を開始した。得意の新零售(ニューリテール)である。

オンライン医療では、2019年3月「未来医院」をリリースした。インターネット+支付宝(アリペイ)で、全医療行程をカバーする。

スマート医療では、阿里健康AIラボの開発した「臨床医学科研輔助プラットフォーム」を開放している。

消費医療では、全国の大都市に、美容医療、口腔医療、健康診断、ワクチン接種などのオフラインサービスを提供する。

新型肺炎の防疫体制下、オンライン医療は大きな役割を担った。阿里健康はオンライン無料相談を開始し、4日間で160万人がアクセスした。2020年はオンライン医療の“爆発元年”になるだろう。しかし、やはりアリババは有望産業をしっかりケアしていた。アリババ、テンセント、中国平安の三つ巴の争いは、一層激しくなりそうである。


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プラスチャイナCEO / 中国スタートアップ専門メディア 36Kr Japan 創業&CEO→顧問 / 23歳から10年中国滞在 / 上海で起業 / 日経COMEMO KOL / SNS総フォロワー4万 / プロフィール : https://nakajimakaichi.com

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