私自身、スポーツは中学生の時に3年間みっちりソフトボールに打ち込んだことがあげられます。朝練の前に4キロ走り込んでから朝練をし、放課後や夏休みも含めた休みの日もみっちり練習をしました。そして、公立校で自転車通学も許されない距離だったために、毎日重い荷物を持って学校に通学をしていました。私は人生の運動神経をこの期間に身につけたように感じます。日本の体育会系部活は軍隊以上にしんどいという話も聞いたこともあるくらいです。

現在、シンガポールで約20数年ぶりに男女混合でのスローピッチのソフトボールをやるようになりましたが、体が覚えており、すぐに動きを取り戻しました。また、昨年からゴルフを初めましたが、ソフトボールで学んだ運動能力の基礎があって上達がかなり早いと言われます。

・「スポーツから学んだこと」

スポーツから学んだことには、好きなことに打ち込む能力、チームプレイ、リスク管理能力などがあげることができます。

無報酬でも楽しいという理由だけで努力をしてしまう対象があることはすごいと感じます。また、チームで行うスポーツの場合、仲間との助け合いが欠かせません。ソフトボールは人気のスポーツではないために人数がギリギリで休めない、あるいは仲間を見つけてくるなどの工夫も必要でした。弱小チームを練習によって成長させることも組織の育成にもつながると感じます。

リスク管理能力としては、怪我をするというリスクをいかに避けるかが大人でスポーツを継続させるには重要です。自分の記憶の中の動きと、現在の自分の身体能力のギャップを計算して無理のない動きを心がけています。また、ゴルフではハザードに入りまくる場合もありますが、ミスをした後の挽回の仕方などを学ぶことができています。

• スポーツの経験が仕事にどのように生きているか

スポーツの経験からフリーランスだったとしてもチームを組んで一緒に仕事をする相手のことを考えてレスを早くしたり、締切を守るなどの相手のことを考えながらの行動ができるようになりました。

また、日本のスポーツは挨拶、片付け、礼儀などを重んじるために、そうしたしきたりはビジネスにも通じるものがあると感じます。

• スポーツを通して得られるもの

スポーツを通じて得られるものはまずは体力です。仕事をこなす上で基礎体力は必要であり、体が丈夫で免疫力があると風邪もひきにくく、講演会などでも体調を整えてのぞむことができます。

体力だけではなく、メンタルの強さもあげることができます。ソフトボールで外野を守っているとフライやゴロなどたくさんボールが飛んできますが、そういった緊張にも負けずに平常心でプレイをする心の強さを身につけることができます。

最後に集中力です。ゴルフやソフトボールなどできれなノーミスで望みたいところですが、ここぞという時に最高のパフォーマンスを出すためには集中力が必要です。そうした集中力もスポーツを通じて学ぶことができます。特に打ちっぱなしやバッティングの練習などは無になれる時間を作り出すことができ、瞑想をしている効果が得られると感じます。

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