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「休みにすることがない」という問題にどう対処すべきか

最近次のような記事を読みました。日本の有給休暇の取得率が世界最低であるにもかかわらず、日本人は休み不足とは感じていないという話です。

(1)日本人の休日の過ごし方

なぜこういう現象が起こるかというと、会社では仕事があるけれど、土日や連休になると特にやることもなく、一緒遊ぶ友達もおらず、何となくボーっとして1日が終わる。

そういった人が多いからではないでしょうか。

大人になってから、特に会社で働き始めてからは、たまに仕事のあとに飲みに行ったりするものの、会社と家の往復で一週間の大半が終わる生活になってしまっている。

仕事も定時では終わらず、遅い時間までたくさんのことを考え尽くしたあと、頭も体も疲れた状態で電車に揺られながら家に帰る。

休日に何をしようかなんて考える時間はほぼ無い。

結局毎週末、何をしていいか分からないまま、無為に時間を過ごし、たまにふと感じる孤独感に目をつむりながら、また一生懸命仕事をすることでそうした心情を忘れていくのです。

実際、僕も会社員時代はそうだったし、まわりの友達でもそういった人は多いように感じます。

そこで僕は、「大人だって、もっと遊んでいい!」と声を上げたいのです。

(2)遊べない大人たち

ところが、いざ遊ぼうとしても、そもそも会社以外に人のつながりがなく、一緒に遊んだり話したりする友達すらいない。

飲みに行こうにも、最近は会社の同僚とグチを言いあう飲み会くらいしかない。

こうした「遊べない大人」は思った以上に多いのですが、この原因は主に2つあると考えています。

1.自分自身のやりたいことを明確化できていない
2.友達の作り方が分からない

1.自分自身のやりたいことを明確化できていない

原因の1つは、「日々の仕事が忙しすぎて、自分自身を深掘りする時間が持てていないから。

要は自分自身が何をしたいのか、その深層心理に触れることができていないということなのです。

自分の好きなこと、やりたいことというのは、過去からの自分の経験に表れてくるもの。

・過去に寝食を忘れて没頭したことは何か
・過去に一番お金を使ったことは何か
・過去に一番時間を使ったことは何か
・過去に一番嬉しかった子とは何か
・過去に一番人に喜んでもらったことは何か

こうしたことをしっかり振り返りながら自分が人生において何に興味や面白さを感じるのかを振り返っていく必要があるのです。

ですが、こうしたことを洗い出すためには、脳をクリアにし、きちんと時間をとってゆっくり考えないといけません。

それが毎日の仕事や家事、子育てなどに追われていると後回しになってしまい、結局いつまで経っても自分のしたいことが分からないまま、無為に過ごしてしまうことになるのです。

また、自分が以前楽しいと思ったこととは別に、過去に経験したことのないことにチャレンジしてみるのもいいでしょう。新たな発見は人生を豊かにしてくれます。

今まで麻雀をやったことがない人が、新たに経験することでハマるかもしれません。

今まで野球にまったく興味が無かった人が、何かの機会にちゃんと試合を見始めると面白さを感じて毎週試合に釘付けになるかもしれません。

大切なことは「食わず嫌いをやめて、とにかくチャレンジしてみること」。やってみて「なんかイマイチだな」と思ったら、次からやらなければいいだけですから。

2.友達の作り方が分からない

もう1つが「友達の作り方が分からない」ということでしょう。

そういう僕自身も40歳まで仕事漬けの人生を送っていたため、会社以外の友達の作り方が分かりませんでした。

しかし、当時妻に「一緒に行こう」と誘われたゲーム会で、はじめましての人たちと人狼ゲームをして盛り上がったとき、

「めっちゃ楽しかった!」
「この歳で友達ってできるんだ!」

と感激したことを覚えています。

これって、
・自分の好きな趣味の領域で知り合えたこと
・新たなコミュニティに参加してみること
がポイントだったなと感じます。

3.人と絡める場を提供したい

そんな過去の自分のような「友達ができない」という人たちに人生の楽しさを思い出してもらうために人と絡める場を提供したいと考え、僕は毎月1回東京と大阪で交流の場を作っています。

ただの交流会ではなく、共通の話題提供のためにも、毎回ある道のプロを呼び、1時間お話をしてもらったあと、2~3時間お茶会をしています。

その後、いける人は居酒屋に移動して懇親会を行います。

ここでお顔を出せないのが残念なくらい、皆さんいい笑顔です!

人生は人と絡むことで大きく変わります。
こうした交流を1つのキッカケとして、人生が一気に好転してくだされば本当に嬉しいなと思います。

子どもの頃、大人って楽しいことをしている存在だったはず。

このコラムを通じて、
「そうだった。人生って、もっと楽しんでいいんだったな」
と思い出していただければ幸いです。

4.参考

なお、こうした交流会の日程は、以下のサイトに記載しています。

また、僕は作家として、こうした人生の軌跡を描くのが大好きで、僕がFIREに至るまでの人生を「ぶっちゃけFIRE」として出版。

また、FIREした友達20人のFIRE人生のビフォーアフターをまとめた「君たちはFIRE後どう生きるか」も出版しています。

リアルで人と会うとたくさんの刺激を受けますが、こうした書籍を通じてもさまざまな刺激を得られるもの。

ぜこうした刺激を浴びながら、一緒に今よりももっともっと人生を楽しくしていきましょう!

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最後まで読んでくださって、ありがとうございました! これからも楽しみながら書き続けていきます!