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英語本の出版にみたディスラプション

 拙著『データの見えざる手』の英語ペーパーバック版を本日出版しました。 実は、これはKindle Direct Publishingというシステムで出版しました。元の原稿は自分で英語化しました。これはそれなりに当然労力が必要でした。しかし、韓国語版と中国語版が割とすぐに出版されたのに対し、英語版はなかなか出版社が見つからず、半ば諦めていました。

 ところがあるアメリカの方に、こんな行き詰まった状況を話したところ、Amazonが出版社代わりになるので、問題なく出版できるよと教えてくれました。

 これが素晴らしい仕組みだったので、共有します。元々私の原稿は、自分で英語のWordの原稿になっていました。Amazonのサイトにいくとこれをペーパーバックにしたり、eBookにして出版する方法が丁寧に書かれています。かつ、これに関する体験談もWebには結構あります。

 これらを参考に作業を行いました。いろいろなチェックも含めて、およそ一日の作業で出版できてしまいました。Amazonが提供するアプリKindleCreateを使うと、元のプレーンな原稿を、目次がついて書籍風のレイアウトにしてくれます。全く人手を介さずに自動でできるのは、まさに驚くばかりです。

 やり方がわからず多少試行錯誤したのは、目次のリンクの張り方、きれいな図面の挿入の仕方、表紙のデザインですがなんとかなりました。

 この出版社を中抜きにする姿を目の当たりにして、まさに「ディスラプション」とは何かをこの目で見た気分です。いやまさに「ディスラプション」のお手本ともいえると思いました。

 なお、今回は日本語版をさらにハピネスについてアップデートしています。既にKindle版は出ていました。全世界のAmazon(US,UK,FR,JP,...)で入手可能です。是非ご笑覧ください。よろしくお願いします。

https://www.amazon.co.jp/dp/1095361090/ref=sr_1_1?qid=1555847607&refinements=p_27%3AKazuo+Yano&s=english-books&sr=1-1&text=Kazuo+Yano


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