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Apple Car に思うこと。

皆さんこんにちは、澤です。

前回の記事もたくさんの方に読んでいただき、本当にうれしく思います!

おかげさまで、前回の記事もたくさんの方に読んでいただき、「スキ」もたっぷりいただきました。

https://comemo.nikkei.com/n/nad125caaab2c?

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さて、今回のテーマは「Apple Car」です。

これは、ボクにとってはなかなか胸熱なニュースです。
クルマも好き、デジタルデバイスも好きなボクとしては、Appleがクルマを作るかもっていうだけで、めちゃくちゃワクワクするのです。

ボクは、免許を取ってすぐにクルマを購入し、もう30年以上クルマと一緒に暮らしてきました。
今でも3台所有する、かなりのクルマ好きだと思います。
ちなみに、最初に買った車は「AE86トレノ」でした。
「頭文字D」ですっかり有名になったあの車ですね。
いや~~、いい車だったな~~・・・(遠い目

さて、それはさておき。
Appleがクルマを出すということは、当然のことながら「デジタルデバイスとしての最上級の機能」を搭載しまくってくることは間違いないですね。
そして、そのクルマには最高の「デザイン」と「ストーリー」が乗っかってくるのではないかと期待しています。

クルマは「移動手段」という役割だけではなく、「ラグジュアリー」「ステータス」「コレクション」「エンターテイメント」「エキサイトメント」などのプロパティを持つことができます。
Appleという会社の持つブランド力と企業価値は、これらのすべてのプロパティをデジタルデバイスの世界で実現してきました。

単なるコンピューターを作っているのではなく、所有しているだけでうれしくなってくるようなデザイン性を持ったコンピューターを、Macというブランドで確立しています。
そして、iPhone はスマートフォンの中では明らかに最高のステータスを約束してくれます。
Apple Watch は、バンドが簡単に取り換えられるので、スポーツやビジネスなどのシーンごとに合うものを購入して交換する楽しみができます。

こんなことができるAppleが、クルマを出す意味は非常に大きいと思っています。
「30~40年使うモノであるクルマを作る決意がAppleにあるのか?」というコメントが、豊田章夫さんから発したと上記の記事の中には書かれています。
前後のコンテキストがわからないので、この部分だけでは判断できませんが、Appleが作るとなると、このあたりの価値感すらも変えてきそうな予感がしています。

確かに、今までのエコシステムで考えれば、一度作られた車は何十年かにわたって誰かが乗るものではあります。
とはいえ「新車の購入」に限って言えば、日本のマーケットでは車検等イベントごとに買い替えのきっかけが訪れたりもします。
特定の消費者をターゲットにするのであれば、「数年乗ることを前提としたサブスクリプションモデル」のような形でクルマが販売されるかもしれません。

このあたりの戦略はさっぱりわかりませんし、そもそもAppleがクルマを本当に出すのかもわかりません。

とはいえ、EVの領域におけるテスラの躍進を見ても、十分に新規マーケット開拓の可能性は感じられるニュースではあります。

そして、ビジネス視点で言えば、「Appleの動向を気にしすぎる」のは、自動車業界にとってはプラスにならないように思います。
(もしかしたら、この記事から受ける印象ほどには気にしてないのかもしれませんけれど)

ボク自身、神奈川ダイハツ販売の顧問を仰せつかっているので、この件は他人事ではありません。
ビジネスは、まず自分がコントロールできることに集中しないと、おかしな方向に暴走しがちです。
経営レベルで考えるなら、まずは「自分たちのポートフォリオ」をいかに正確に把握し、マーケットの耳目を引く自動車の開発やマーケティングを行っているかが最重要課題です。

Appleのことを気にするよりも、まずは自分たちが何ができるんだっけ?と考えることが、自動車業界にとって最も大事だと思っています。

とりあえず、本当に出るかどうか、楽しみにしておきます。
買える値段だといいなぁ・・・


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