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テクノロジスト「やさしさ」論ず(COMEMO FES セッション2)

© yamadayutaka

セッション1が熱狂のうちに終わり、続いてセッション2に。

テーマは「テクノロジーにやさしさを込められるか?」

テクノロジーの急激な進展は恐怖感を生むが、テクノロジーを使って優しさを人々に届けることはできないか?この難題に挑んだのは、日本のテクノロジストたち。

・ソニーAIロボティクスビジネスグループ 松井直哉氏

・オリィ研究所CEO 吉藤健太朗氏

・全脳アーキテクチャ若手の会前代表 大澤正彦氏

・メディアアーティスト 市原えつこ氏

の4人

です。モデレーターは日本経済新聞コメンテーター村山恵一。

議論ポイント

テクノロジー脅威論が世間に多い・しかもそれはメディアが多いのでは?

・人工知能が人の仕事を奪う以外に人工知能の切り口はないのか日々怒りを感じてる

そもそも仕事を奪われるのは悪いこと?

・仕事を奪ったとしてもそれはいいことで、代わりのことができる

・人類は効率性を発揮するために勉強し、仕事をするのでテクノロジーで効率化することはいいこと

・テクノロジーが進化し得られた時間のおかげで自分の好きなことができるようになり、それが個性になる

・趣味の延長が仕事になる時代。むしろ趣味と仕事が融合しているものこそ価値が出てきている。

・人工知能で奪われるような仕事は古いタイプの仕事かもしれない=労働。

・つまらない労働を人工知能が奪うことで、楽しい真の仕事ができるようになるかもしれない。

・仕事が奪われることがではなく、それに紐づく役割が奪われるのが怖いってみんな思っている

・テクノロジーを役割を奪われるものと思わず、自分の役割を拡張してくれるものと考えるべき

人間とテクノロジー(ロボ、AI etc)の関係性

・汎用人工知能も定義によって作れる。例えばのび太くんとドラえもんの関係を再現することと定義する

・ただ汎用人工知能もイメージできないものであれば作れない。人工知能ではなく人と人をつなぐロボにいった背景

・VRやロボもその世界に引きこもるものではなく、外の世界に飛び立たせる方向にできれば素敵

・AIやロボもそうだがずっと生き続けるものはきっと怖い

・愛着があるものを作りたいというのが今回のアイボのコンセプト

・犬を作ることはできないが、犬ではないが生命体に近いものにしたほうが愛着をわかせてくれるのではないか

・ロボもテクノロジーも人っぽくなるかは最後は人次第。中身の実装よりも使う人がどう感じるか。

・人の感じ方を広めるためにシンプルな見た目は有効的といえる(想像の幅が広がるため)

・アニメや演劇は普段しないことをオーバーにする。リアルではないがリアルに見える。これもロボに応用できるはず。

・気持ち悪さを取り除くヒントは、その行動やアウトプットに納得感を持たせることかもしれない。

・ロボの動きに納得感や理解を得られるためには、半分人間がやっている、人が乗り移っているという演出が重要だったりする

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