人生100年、「働きながら学ぶ」ことでAI時代を生きのびよう

近年、AI(人工知能)やロボットの進化が目覚ましい。複数の専門家によれば、定型作業であれば人間にとって変わる日もそう遠くないだろうと予想されている。「AIが仕事を奪う」といったセンセーショナルな言葉も耳にするようになってきた。

働き方改革においても生産性向上の名において、これらのテクノロジーの職場への導入が急速に進むだろう。

マッキンゼーグローバル研究所(McKinsey Global Institute)は、最近発表した報告書の中で、2030年までに、全体の約3分の1に当たる米国人労働者が職を変えるか辞さなければならないだろうと予想しました。

https://www.technologyreview.jp/s/78186/former-us-treasury-secretary-heres-how-to-prepare-for-the-future-of-work/

もちろん、テクノロジーの進化においてこのような移行が起こるのは初めてのことではない。馬車が車に取って代わった時代であれば、馬の世話をする職はなくなったが、代わりに自動車整備という新しい職が誕生した。

また、教育や経営管理、テクノロジーといった既存分野では、より多くの人々が必要とされ、雇用が増加するだろうとも述べています。

国内においてもIT人材の不足が現在進行系で起こっており、特にAI・機械学習まわりで需要の高いデータサイエンティストについては逼迫した状況が続いている。時代の流れが早くなる中で必要なことは、世の中の変化に合わせて「学び続ける」ことではなかろうか。

このような動きに呼応して、経済産業省 産業人材政策室では「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」が行われている。先日報告書が公開されたが、「個人」と「企業」の関係性や「リカレント教育」についての方向性が整理されており、これからの社会人がどうキャリアを積み重ねるかが提言されている。ぜひ一読いただきたい。

http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/data/20180319001.html

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