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新入社員の皆さん。会社の人間関係と、学校の人間関係は、全く異なるものです!

会社の人間関係で悩んでいる人多いですよね。

 春4月、日本で新入社員を迎え、そして先輩社員も配属の変更などあり、新年度は、新しい出会いの季節です。ところが、その時期に合わせて、会社の人間関係で悩む方も出現します。

 真面目な方ほど、会社の人間関係で悩むと、悩みが深くなるかもしれません。会社での生活の重要度を高く考え、会社で起きた問題を、すべて自分の問題と考える方も、確かにいます。その点私は、よくメンバーに、「私は、9時から5時までの、スーツを着たコスプレイヤーです」と説明しているくらい、会社の時間とプライベートの時間を分けて考え、あまり会社の問題を、ひきずらないようにしていました。
 私の考える会社の人間関係とは、時間制限のある人間関係かもしれないと考えていました。もちろん、中には、会社の人間関係を超えて、真の友人になった方も、数多くいるのですが。

新入社員の皆さん、大学の人間関係と、会社の人間関係は似て非なるもの

 以前の私のnoteに、新入社員にこれからも学び続けてというメッセージを書きました。その中で、大学生活と会社生活の違いについて、触れました。

 実は人間関係も、大学と会社では全く異なる環境であり、違うモノなのです。
 少し、私たちが人間関係について学んできたことを整理してみましょう。
 小学校に入学したときに、先生は、「みんなと仲良く接してね」と説明し、友人の中で喧嘩や、もめごとがあったら、指導してくれました。そして、私たちは、周りの友人たちとの接し方や、友人の作り方を学んでいきました。
 そして、大学に入ることには、自分で友人を探すことも、以前よりはできるようになり、好きなグループで、飲みに行ったり、旅行に出かけたりするようになったのです。
 この瞬間に、私たちは、「人間関係構築」のプロではないかと、誤解するのです。
 大学と会社の、人間関係の一番大きな違いを少し、簡易に整理しましょう。

  • 大学の人間関係

    • 昨日会う仲間との友人中心

    • 友人の中で、行うことを決める

    • 友人との行動すべてに、参加しなくても良い

    • 友人との行動の参加度は、本人の意思に任せられる

  • 会社の人間関係

    • 所属先や、プロジェクトにより決められ、相性が必ずしも良い人だけではない

    • 会社や上位者から、業務命令としてそのグループの仕事が決まる

    • 業務命令のため、グループの行動に参加することが前提

    • グループの行動の中の貢献度が、会社の評定につながることがある

 気が付いたものだけ書き出しても、これだけの違いがあります。本来なら、会社に入ったときに、会社の中の人間関係についての導入教育があれば良いのですが、あまりそれを行っている会社もないでしょう。


グループワークとチームワーク。社会人に必要なのはチームワーク

 会社の中の人間関係は、スポーツでよく使う「チーム」という言葉で説明されることが多いです。チームとは、「ある目的のために協力して行動するグループ」です。この「目的」がある、人間関係に接する時間が、会社生活では多いので、それまで人間関係がうまく構築できた人も、会社で悩む人が増えるのでしょう。
 そして、さらに問題は「目的」までの道のりが、その人、その人が重要にしている「価値観」によって異なることがあり、結果、同じ目的に向かって進んでいる道中で、対立が発生するのです。

 このようなことを、少しでも最初に理解して、会社で生活すれば、少しは、人間関係の問題で、悩まなくなるのではないでしょうか。
 まずは、大学時代の人間関係と、会社での人間関係は大きく異なる。そして、大学ではグループワークが主だったこと。会社では、チームワーク中心になること。
 そして、一番重要なのは、会社人は、「9時から5時までの、スーツを着たビジネス・パーソン・コスプレイヤー」と思い、仕事を離れたら、思いっきりリフレッシュすること。
 ぜひ、楽しく、ビジネス・パーソン・コスプレイヤーを続けてみましょう。

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