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ワーケーションが国内旅行の需要を変えていく・・かもしれない

いつもこの時期は海外のここにいたよ、とFacebookが毎日が教えてくれます。NYが一番多くて、ちょっと寒いけど紅葉が綺麗なこの時期に行くのが毎年楽しみでした。毎年出張と休暇合わせて数回海外に行っていましたが、2月のヨーロッパ出張が最後。CO2排出問題のディスカッションの中で、将来的には海外に行くということはものすごく珍しくなる、という話をしていましたがまさかその前にそんな時代が来るなんて・・。少しずつ受け入れを開始しているアジアや、第三波に襲われているヨーロッパと状況は様々ですが、海外への渡航はまだまだ遠い先の話だと思っています。

国内も出張含めて全て止めていましたが、少しずつ再開。大阪拠点の立ち上げのために何度か行き来をしていましたが、羽田ー伊丹は比較的満席で、休みの前の日程での出張になると席が取れないことも。徐々に羽田空港に人が戻ってきているのを見たり、周りでGo To トラベルを利用して旅行にいく人も増えてきているのを聞いていると、国内旅行が増えているなと感じます。そして同じく増えているのがワーケーションです。

at Will Workが毎年開催しているWork Story Awardは、12月に今年の受賞Storyを発表する予定ですが、今年はワーケーションに関する応募Storyも多くありました。

2018年に開催したat Will Workカンファレンスで、JALの取り組みについてお話しいただいてからも注目していましたが、コロナ禍でさらに取り組みが加速しているそうです。

そしてなんと、菅首相の所信表明演説でもワーケーションに関して言及がありました。

さらに、テレワークやワーケーションなど新しい働き方も後押ししてまいります。

そして観光庁もワーケーションの実証実験を11月からスタートするそうです。記事にもありますが、日本では1-2泊が中心の短期滞在が8割を占めるそうで、かつGWやお盆など企業が”休み”の時期や祝日を中心に集中するためワーケーションが分散に寄与することを期待されています。

このワーケーションとGo To トラベルが組み合わされば、より国内旅行が推進されていくのではと期待していたのですが・・・このニュース。連泊の上限設定とビジネス利用の除外、です。

インバウンドではなく、国内旅行を増やしていくためにワーケーションが鍵になるのでは、と思っていたのでこの報道は残念でした。

ワーケーションの面白いところは、観光地だけではないところに行くというところにあります。自治体が誘致していたり、一緒に取り組みを実施しているケースもだんだん増えてきました。

短期のビジネスでは、なかなか地域のお店に行ったり観光をしたりということは難しいですが、ワーケーションであれば週末を利用するなどまた違った地域での”お金の落とし方”が実現できます。だからこそGo Toトラベルの活用でさらにワーケーションが推進されていくと期待していたのですが・・・ワーケーションがビジネス利用の制限から外れることを祈るばかりです。

ワーケーションを推しつつ、実は今年結局行けていません。国内の行き来ができるようになってからイベントが立て続けにあったので、長期で東京を離れることができず、でした。

来年はどこに行こうかな、といろんな人の話を聞きながらあれこれ計画を考えています。いつも楽しんでいた海外のあの街へ行く代わりに、新しい次の”その場所”を探しに、ワーケーションしてみたり、休暇を楽しんでみたり、日本をもっと楽しむことができればいいなと思っています。

#日経COMEMO #どんな国内旅行したいですか

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