シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。

私は世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏に2018年から5年に渡って取材を続けていますが、ロジャーズ氏は冒険投資家とも言われ、バイクで世界旅行を2回も経験をしています。80歳になった現在も旅行を続け、投資先を探し続けているところに感銘を受けています。

私自身も10代・20代の頃に英語圏のアメリカ、イギリス、オーストラリア等やアジア数カ国に旅行をすることによって、その後の自分の人生の選択肢が広がったと感じています。

例えば、外資系の金融機関で勤めたり、シンガポールに移住をしたりなど。こうした選択も日本から出たことがなかったなら選ばなかっただろうと思います。

また、インターネットで情報が取れる時代でも現地に行くことによって、そこに住んでいる人、その街の経済や気候や人々のマインド、その時に流行っている物などが初めて分かるように思います。

同じ記事を書く場合でも現地に住んでいる人の情報なのか、ネットで情報を集めただけの記事なのかではアウトプットで大きな差が出るでしょう。一次情報はまだ街の人に話を聞いて、現地の空気を吸わないと分からないと感じるのです。

旅行を通じて得たことや学んだこと、またそれがビジネスに活きた経験

旅行に行くことによって、そのエリアの物価、人々の考え方、流行っている物などがより具体的に分かると感じます。

また、海外旅行に行って、トラブルに巻き込まれることもあります。私は初めての一人での海外旅行の時に国際便のフライトが遅れて、現地での乗り換え便に乗ることができませんでした。しかし、航空会社に交渉をして、次の便に乗せてもらうことができました。また、借りたコンドミニアムのキッチンを壊してしまい、海外旅行保険を使った経験もあります。こうしたトラブル対応もビジネスの問題解決能力を高める上で役に立ったと感じます。

旅行の経験が、その後のビジネス上のキャリア形成に生きていること

旅行や海外在住経験によってどんな環境下においても生き抜いていく勇気を持つことができました。ビジネス、キャリア形成上の自身が養われたと感じます。

旅行をすることは、仕事をする上で具体的にどのようなメリットがあるか

英語圏に旅行をすれば、英語を使って仕事をする外資系企業に語学で活かすこともできます。海外出張の際にも旅行で行ったことがある国であればスムーズに行くことができるでしょう。また、その国の人や海外の人と電話やテレビ電話会議をする際に、雑談をすることもでき、それはアイスブレイク効果もあると感じます。

もちろん旅行に行った人や現地に住んでいる人から話しを聞くことによっても情報を得ることができます。しかし、それ以上に自分がその場所に直接行くほうがより深い情報を知ることができると感じます。

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