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2歳の子供は海外暮らしに適応できるか?〜子連れ海外ワーケーション滞在記〜

こんにちは、ミノ(@mino3megu3)です。VCPRとして働きながら、スタートアップ企業を経営する夫と、いつかは世界を旅するように暮らしたいという夢があります。今回は、そんな私たちが「子連れ海外ワーケーション」に初挑戦した体験談をお伝えするnoteシリーズの一つです。

『親はいいけど、小さい子はかわいそうじゃない?』

子連れ海外ワーケションの話をすると、とある親戚からそのような言葉をもらいました。はじめての子育て、そして子連れ海外を予定していた私たちは、その言葉を受けてはっとしました。

私たち両親、日々のリフレッシュに海外で働きたいと思っています。しかし、息子は、自分の意志とは関係なくそんな両親に連れていかれる身。

新聞を見ていると都市部から自然豊かな地方への『保育園留学』を希望する親が増えている。それらの体験談を読みながら、非日常での暮らしは子供も親もリフレッシュできるというイメージがありました。

だから、私達も大丈夫だろうと。

しかし今回の移住先はオーストラリア・シドニー。初めての海外で、日本と真逆の季節、気心知れたお友達も、遊び慣れたおもちゃや、公園がない中で生活できるのか?

今回は2歳半の息子がどのように現地での生活に慣れていったのか。

その経験談や、私たちが息子のペースに合わせるために工夫した点などをお伝えます。

仕事以外の予定は白紙、息子の様子をゆっくり観察

2歳半の息子、玄関の扉を開け、EVのボタン押しは自分の役割だ主張し始めました。


はじめての子育てであり、行ったことのない国で暮らすため、あまり対策などは考えずにいこう。

滞在期間は5週間、最初の2〜3週間は息子の様子をいつも以上に観察しながら、臨機応変にサポートしていく『トライアル期間』と位置づけ、可能な限り夫婦の予定は白紙にして現地に飛びました。

そして息子の体調や現地での環境を見ながら、予定を決めていくことにしました。

1週間目:息子の落ち着く環境を作る


夫婦で話し合い、第一週のテーマは、『落ち着ける環境を作る』ことにしました。具体的にやったことは、3つです。

1. 子供の安心スペース・遊び場づくり

まず、到着して真っ先に行ったのが、息子のスペースづくりです。息子の好きなおもちゃを並べ、安全に遊べる場所を確保しました。ここにいれば好きなだけ遊べるし、散らかしても怒られないスペース。できれば自分自身でお片付けもしてほしいと、片付け用の空き箱も用意しました。

同時に、角がある机や、息子が壊してしまいそうな花瓶やアート類は、場所を移動させました。

これを到着すぐに実施し、夫婦で家庭内をちぇっくしておくことで、息子から少しの間目をそらせても「危ない!やめて!」と言わなくてはいけないシーンが格段に減ります。

リビングは子供スペースに、好きな玩具を広げて遊び始める


2)ファミリーロッカーを作る

ファミリーロッカーの扉に張ってあるメモ


日本の我が家には子育てや生活に必要なものがまとまっているファミリーロッカーがあります。

オムツ、子供用のお菓子、ガーゼタオル、薬、スキンケアアイテム、文房具など。

出かける時や、子供の世話をする時、そこに行けば全てが揃っている場所です。お出かけに必要なチェックリストも貼り付けて、夫婦で共有するようにしました。

必要なアイテムが1箇所にまとまっていると「あれ、忘れてきちゃった」という小さなストレスがなくなります。そしてパパでもママでも、さっとお出かけ準備ができる喜びもあります。

3) 日本と同じ日常をつくる


最初の週はできるだけ予定を入れず、新しい住環境で日本と同じ日常が回るようにしました。

朝同じ時間に起きて、同じように食事をして、公園遊びや買い出しをする。

しかし、シドニー到着後1-2週間は息子の夜泣きが復活お昼寝が上手く出来ず、それゆえに夜、機嫌が悪くなることも多くありました。

子供の適応をゆっくり待とう

そう思って、ひたすら日本と同じ生活リズムを意識して過ごしました。

2週目にはお昼寝時間が安定してきました。しかし、まだまだ夜泣きだけは続いていました。

息子は日中、広い空の下でシドニーの大きな公園遊びを楽しんでいるように見えます。その一方で新しいことは刺激も強く、夜中にかけてその経験を必死に消化しようとしているのかと。

息子の夜泣きや寝言を聞きながら感じました。

2週間目:「現地ルーティーン」をつくる


2週目から夫婦それぞれが仕事をこなしながらも日中はシドニー市内の行きたかった場所に足を伸ばせるようになってきました。

市内のカフェでリモートワークをしてみたり、息子と外食できるレストランを探したり。

毎日の仕事をこなしながら、仕事を始める前と後の時間(一日2-3時間)で宿から近い観光地や公園を回れました。

この期間は子供と一緒にシドニーで働きながら『現地の人のようにシドニーを味わえているな』という実感がありました。

夫婦の仕事量もそれぞれ入っている週だったので、仕事の業務量相談は丁寧に行うようにしました。


あとは家の外の交流機会を探すようになり、現地の公園ママandパパ友を作れるように努力し始められたのもこの時期からです。公園で出会った現地の子に自分から話しかけて遊び始めるようになりました。

(息子の夜泣きは継続中でしたが、少し減ってきました。)

3週間目:シドニーならではの仕事と子育てのリズムづくり


3週目になるとようやく息子の夜泣きが減ってきました!日中もご機嫌で、夜もぐっすり朝まで寝てくれるようになりました。

親も仕事が回っている安心感と、日中も夜も子供の精神状態が安定し始めたなという感覚があったので、シドニーの毎日を心穏やかに楽しむことができました。

4週目: 2拠点目に引っ越し

家が変わる。
環境が変わることで息子の夜泣きがまた始まるかなーと思ったのですが、そんなことはなく。

すぐに2拠点目に適応してくれました。そして1拠点目と同じように、家を落ち着く場所にするためレイアウト変更をしました。

4週のハイライトとしては些細なことで夫婦喧嘩をしたことです。

私たち夫婦は滅多にケンカをしません。ですが、新しい環境での調整が続く日々も4週間になると、2人とも少しストレスが重なり合っていたのかもしれません。

今からは理由も思い出せない些細なことで言い合いになり、私が泣いて抗議するということがありました。数分後には仲直りしました(お互い謝罪にて一件落着

やはり環境が変わり続けるとストレスが溜まり一度ガス抜きが必要になるという学びもありました。

5週目: 帰国の日


シドニー滞在最後の週です。

この週は旅が終わる寂しさがある一方で、慣れ親しんだホームにかえることができる喜びがありました。

子供の適応ペースに合わせていく余白の大切さ

「連れてこられた息子」が、新しい環境に慣れて、ご近所の散歩や、街歩きなどを一緒に楽しめるようになってくれるには、2週間以上かかりました。

だからこそ、最初の1-2週間はできるだけ白紙の予定を多くして子供のペースに合わせられるようにしておいたのは良かったなと思いました。

そして3週目以降に、ちょっとしたお出かけなど一緒に街歩きが楽しめる予定を入れることを来年以降も取り入れようと思いました。

未就学児の子を連れて、これから海外ワーケションを考えている方がいたら、出来るだけ日本と同じ空間や生活リズムをつくること、そして何より「子供の適応スピード」に合わせる。そのためにスケジュールを詰め込まずに行けると、大人も子供もゆっくりと海外での日常を楽しめる時間になります。

親も子も成長する機会として『子連れ海外ワーケション』を考えている人がいたら、私の経験が少しでも参考になると嬉しいです。


新しい時代に、新しいライフスタイルに挑戦してみようそう思う方に向けて、体験談を書いていきたい。ぜひマガジンをフォローいただけると嬉しいです。

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