米景気回復も終盤の可能性

実は、近年のアメリカの景気循環には法則があります。

アメリカのGDPギャップのデータによれば、需要が供給能力を上振れすると物価が上がるります。

このため、FRBがインフレの加速を抑えるために金融引き締めを強化することにより、GDPギャップがプラスになってから2~4年後に景気後退に入ってます。

今回の景気回復局面では、リーマン・ショックで大変な需要不足が生じたため、8年間以上景気回復が続いてもGDPギャップはマイナスが続いていました。

しかし、2017年7-9月期からはいよいよ米国のGDPギャップもプラス局面に入ってきています。

従って、2018年に減税やインフラ投資の効果が出現すれば、需要が刺激されることになるため、需要が供給を上回ることになります。

従って、その後の金融引き締め方次第では、早ければ19年後半頃にアメリカ経済が景気後退に入ってもおかしくないという見方もできるでしょう。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26401270R00C18A2000000/

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